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これは昔のこと。
まだ名も無い時代にあったこと。
ある村があったそう。
その村に1人の少女がいた。
名は『伽耶』。
神楽 伽耶(カグラ カヤ)と言った。
伽耶の家系は人身御供
所謂、『生贄』の役割を担っていた。
伽耶の住んでいた村は畑や田んぼが枯れ果て
用水路だった物でさえも枯れ果てていた。
そんなことから、選ばれたのが伽耶の家系
『神楽家』だった。
村の村長が神楽家を生贄として選んだのだ。
村長は伽耶にこう言った。
村長
伽耶
村長
伽耶
村長
村長
伽耶
村長
村長
村長
神楽家にはもう5人しかいない。
父の俊文(トシフミ) 母の佳奈(カナ) 姉の佳代(カヨ) 伽耶 妹の香苗(カナエ)
しか残っていなかったのだ。
昔はもっと人が残っていた。
しかし、この5人以外は既に生贄に捧げられてしまっていた。
伽耶にはもう祖母や祖父の記憶が無いをも同然になっていた。
伽耶
佳奈(母)
佳代(姉)
香苗(妹)
俊文(父)
伽耶
佳奈(母)
伽耶
伽耶
佳奈(母)
その日、伽耶は村の隅にある商売店で買い物をしていた。
帰ってくると皆が出迎えてくれる。
しかし伽耶は違和感を覚えた。
何故か家族がよそよそしいのだ。
いつもは敬語なんて使わないのに今日は使っている。
伽耶は母に何故か聞いてみた。
伽耶
佳奈(母)
伽耶
伽耶
佳奈(母)
伽耶
佳奈(母)
そして、伽耶の母は話し始めた。
伽耶が家を留守にしていた時に起きたことを。
佳奈(母)
ドンドンドンドンドンドン
家の引き戸が無造作に叩かれた。
佳奈(母)
母は玄関に向かう。
引き戸を開けた先に居たのは。
佳奈(母)
佳奈(母)
副村長
佳奈(母)
引き戸の先にいたのはこの村の副村長だった。
佳奈(母)
副村長
佳奈(母)
副村長
佳奈(母)
副村長
佳奈(母)
俊文(父)
佳奈(母)
副村長
副村長
副村長
俊文(父)
副村長
俊文(父)
副村長
俊文(父)
佳代(姉)
香苗(妹)
俊文(父)
副村長
副村長
副村長
香苗(妹)
佳代(姉)
佳奈(母)
佳代(姉)
佳代(姉)
副村長
俊文(父)
副村長
副村長
副村長
副村長
副村長
副村長
佳奈(母)
伽耶
佳奈(母)
佳奈(母)
伽耶
佳奈(母)
伽耶
伽耶
佳奈(母)
佳奈(母)
伽耶
佳奈(母)
佳奈(母)
伽耶
佳奈(母)
伽耶
佳奈(母)
伽耶
伽耶
佳奈(母)
伽耶
佳奈(母)
佳奈(母)
伽耶
佳奈(母)
伽耶
伽耶
伽耶
神楽家全員が生贄として捧げられることを知った伽耶は家族の最後の希望だと言われる。
伽耶は家を出ることになった。
名前を変えて。
遠い遠い知らない村へ。
伽耶は神楽家にいた頃、お付き合いをしていた。
『鬱島 大』という男と。
その男に挨拶もしないまま伽耶は村を出てしまった。
それが伽耶の唯一の心残りだった。
遠い遠い知らない村。
伽耶の名前は『紅月 伽耶』となった。
紅い月の日、家族を失った伽耶の思いが『紅月』には込められている。
そして伽耶は知らない村に住むことになった。
しかし、この村には結婚という概念が無いそうだ。
結婚せず、子供を産むまでが恋人との最終関係らしい。
そして、伽耶は出産した。
瓜二つな顔が産まれた。
双子だったのだ。
伽耶は子供にこう名付けた。
姉の方は『佳代』。 妹の方は『香苗』。
神楽家を忘れられないまま、伽耶の一生は終わった。
主(楽譜)
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