ある日を境に、君は笑わなくなった。
ころ💙
りーぬくーーん!!!
りぬ❤
…なに?
ほら、またこうやって。
冷たい目で僕のことを見るんだ。
君が生きていたなら、こうはならなかったのかな…
数年前、さと💗くんが亡くなった。
事故による 死だった。
りい❤くんから電話が来て、急いで病院に行ったけど
その頃には、もう……息を引き取っていた。
りい❤くんは、泣きながら話してくれた。
りぬ❤
俺の、せいで……っ!
りぬ❤
ごめん、なさい……みんな…っ
どうやら、車で引かれそうになった りい❤くんを
さと💗くんが庇って亡くなったらしい。
『ごめんなさい』、『ごめんなさい』…って。
挙句の果てには、『死ぬのは俺で良かったのに』…なんて。
それから 君は笑顔を見せなくなった。
あんなに、泣いて笑っていたのに…
僕は 君の笑顔を取り戻すため。
なんでもするって、決めたんだ…!
ころ💙
ううん、またあしたね!!!
りぬ❤
…あっそ。じゃあね
何度も泣きそうになった。
君に背中を向ける度、頬に伝う涙を知らんぷりして。
ねぇ、さと💗くん。
…何であの日。僕にあんな事を言ったの?