ふとした時の違和感。
僕と彼と…誰かもう1人居たような。
まどか
彼
そんな奇とした違和感。
そんな違和感は日をまたぐごとに感じた。
まどか
まどか
まどか
ただ”今”僕も存在を認知した。
僕も?過去に彼も言っていた誰かが居ないのだと。
まどか
まどか
まどか
君
君
まどか
まどか
まどか
彼
まどか
君と居た時は心地が良かった。
彼は僕の説教をする君は甘やかしてくれた。
まどか
まどか
まどか
まどか
まどか
まどか
君
何かが脳裏によぎる
君
まどか
君
まどか
まどか
誠一
まどか
まどか
どうして忘れていたのか分からなかった。
彼
まどか
いつも目の前に居た彼の名を呼ぶ。
彼
でも気がついていない。
まどか
強く彼に聞こえるような大きな声で呼ぶ
その時ボヤけていた視界が晴れた。
まどか
健三
目の前には健三が居た
そして横には沢山の管に繋がれた誠一が居た
健三
大粒の涙を流しながら僕の手を握る健三
そうだ
思い出した
僕…いや僕たちはトラックに跳ねられた
健三は間一髪だったけど、僕たちは…
誠一は僕を守ろうとして僕の背中を押したけど間に合わなかった
だんだんと失われていく誠一の体温
痛みもよく分からなくなった僕
僕たちの名前を心配そうに呼ぶ健三
まどか
ピクっと誠一の手が動いた気がする。
まどか
そう呼ぶと彼は
誠一
目を覚ましてから誠一を呼んだのは今が始めてだ。
健三
安堵したのだろう僕たちの視界から健三が居なくなった。
その場に座り込んでしまったのだろう。
まどか
誠一
誠一
誠一
誠一
もしかしたら誠一は…戻れこられなかったのかもしれない。
もしかしたら僕も…
まどか
誠一
まどか
それからいつの間にか健三が呼んでくれたお医者さんが来て…体のあちこち痛い中注射されたり、体を動かすためにリハビリをした。
僕はいつも通り誠一に怒られ、本人の方が体を動かすのもやっとだろうけどいつも僕を起こしてくれた。
そんな誠一に小言を言う健三
そんないつも通りの光景を幸せに感じるのだった。
[存在しない君との冒険談]は[スワロウテイルの思い出]だったようだ
コメント
6件
リクエストなのですがホークアイズ編も見てみたいです!
嬉し涙が止まらん!。゚(゚´ω`゚)゚。2人とも戻ってきてくれて良かった!!それに3人の絆の強さにも感動✨😭
めっちゃ感動しました(´;ω;`) 誠一くん…まどかさん良かった目が覚めて(´;ω;`) 誠一くん、もしかしたら…そのまま目が覚めず…だったのも悲しい(´;ω;`) 健三さんが誠一くんと、まどかさんの名前を呼んだから2人は戻ってきたんですね!本当に良かった(*´ω`*)