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(足音)
虎杖悠仁
あっ
釘崎野薔薇
むごい…
伏黒恵
3人でいいんだよな…
虎杖悠仁
あっ
正は、息子の正は大丈夫なんでしょうか？
虎杖悠仁
…この遺体持って帰る。
釘崎野薔薇
えぇぇ
虎杖悠仁
あの人の子供だ、
釘崎野薔薇
でも…
虎杖悠仁
顔はそんなにやられてない、遺体もなしで「死にました」なんて母親として納得できねぇだろ。
足音
虎杖悠仁
うわっ
伏黒恵
あと2人の生死を確認しなきゃならん
伏黒恵
その遺体は置いてけ
虎杖悠仁
冗談言うな！振り替えればきた道が無くなってんだぞ、
虎杖悠仁
後で戻る余裕はねぇだろ
伏黒恵
あとにしろじゃねぇ!置いてけっていってんだ！
虎杖悠仁
えっ
伏黒恵
ただでさえ助ける気の無い人間を
伏黒恵
遺体になってまで救う気は、俺にはない！
虎杖悠仁
助ける気の無い人間だと、どういう意味だ！
伏黒恵
ここは少年院だぞ
伏黒恵
呪術師にはあらゆる現場の情報が事前に開示される。
伏黒恵
「岡崎正」
伏黒恵
そいつは、無免許運転で、下校中の女児をはねてる
伏黒恵
2度目の無免許運転でだ！
虎杖悠仁
うっ
伏黒恵
お前は、大勢の人間を助け、正しい死に導くことにこだわっているな
伏黒恵
だが、自分が助けた人間が、将来人を殺したらどうなる？
虎杖悠仁
うっ
虎杖悠仁
じゃぁなんで俺は助けたんだよ
伏黒恵
……
釘崎野薔薇
あんたたちいい加減にしろ！ちっばっかじゃないの！
釘崎野薔薇
すこしは時と場所をわきまえたらどうなの…
虎杖悠仁
釘… 崎？
伏黒恵
バカな!?呪いの気配は玉犬が、
伏黒恵
はっ
伏黒恵
虎杖！
虎杖悠仁
えっ
伏黒恵
釘崎を探すのは、それからだ……はっ
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