テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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❥　2人の想い　❥

第2話 - 〜　本当の想い　〜

350

2022年10月07日

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#司寧々

❥ 𝐌 𝐫 𝐞 𝐚 ❥ㅤ

〜　昼　休　み　〜

わたしは　あの事　を　相談しよう　と　決意し　類の教室へと　向かった　。

草　薙　寧　々

（　確か　類のクラス　は　ここだったはず　...　、　）

そう思い　,　教室を見渡していると　席に座っている　類が見え　手招き　を　しながら　彼　を　呼んだ　。

草　薙　寧　々

...　類　,　ちょっといい　？

神　代　類

...　おや　,　寧々　。　僕に　何か用かい　？

草　薙　寧　々

...　うん　,　ちょっと　相談したい事　が　あって　、

草　薙　寧　々

とりあえず　一緒に　お昼食べよ

神　代　類

嗚呼　,　構わないよ

神　代　類

それじゃあ　少し　待っていてくれ

草　薙　寧　々

...　ん　,　分かった

そうして　わたし　と　類は　屋上へと　向かった　。

〜　屋　上　〜

屋上に着いて　2人で　食事　を　進めていると　類が　口を開いた　。

神　代　類

...　それで　僕に　相談したい事　とは　なんのことだい　？

草　薙　寧　々

...　ぁ　,　うん

草　薙　寧　々

...　司の事　なんだけど　、

神　代　類

司くん　と　何かあったのかい　？

草　薙　寧　々

ううん　、

草　薙　寧　々

そういうわけじゃ　、　ないんだけど

草　薙　寧　々

...　わたし　最近　最初の頃に　司と　ぶつかっちゃった　時　の　夢　を　見るの　、

神　代　類

...　嗚呼　,　寧々がまだ　人前で上手く　ショー　が　出来なかった頃　だね　、

草　薙　寧　々

...　うん

草　薙　寧　々

...　それで　,　あの日の　出来事とか　蘇ってきちゃって　、

そして　わたしは　ゆっくり　と　1つずつ　類に　全て　を　打ち明けた　。

草　薙　寧　々

司と上手く　話せない　っていうか　、

草　薙　寧　々

...　怖くて　、

草　薙　寧　々

今日の朝　も　司から　逃げて来ちゃって　、

そう話しているうちに　自然と　涙が零れてきた　わたし　を　類は慰めるように　頭　を　撫でた　。

神　代　類

...　寧々　、

神　代　類

話してくれて　ありがとう

神　代　類

今は　僕と寧々　2人だけだ　、

神　代　類

泣きたいときは　泣いていいんだよ

草　薙　寧　々

...　っ　、

草　薙　寧　々

う　、　るい　...　っ

類の　その言葉　を　聞いた途端　,　今まで　我慢してた分　が　大粒の涙　に　代わって　溢れてきた　。

草　薙　寧　々

わたし　...　っ　...　どうしたら　、

草　薙　寧　々

...　司に　謝らないと　いけないのに　...　っ

子供のように　泣きじゃくる　わたしを　類は　何も言わず　ただ　優しく　抱き締めてくれた　。

神　代　類

...　寧々は　悪くないよ

神　代　類

そして　司くんも　１回　避けられたくらいで　相手の事　を　嫌うような　人じゃない　、

神　代　類

それは　寧々が　1番　分かっているだろう　？

草　薙　寧　々

...　っ　、　

類の言う通り　。　司は　わたしに　どれだけ　毒を吐かれても　本気で　わたし　を　怒ったことは無い　。

そして　嫌うどころか　毎日のように　笑顔で　‪”‬　寧々　‪”‬　って　呼んでくれる　。

草　薙　寧　々

...　ふふ　,　そういう事　だったんだ　、

神　代　類

...　おや　,　どうかしたのかい　？

草　薙　寧　々

‪...　うん　,　類のお陰で　落ち着いた　、

草　薙　寧　々

...　それに　、

草　薙　寧　々

わたし　の　本当の想い　に　気付いたから

神　代　類

...　寧々　...　

神　代　類

...　ふふ　,　そうかい

わたしの　言葉　を　聞いた　類は　驚きながらも　何処か　嬉しそうに　微笑んだ　。

神　代　類

寧々　の　力　に　なれて　何よりだよ

草　薙　寧　々

ほんと　,　類には　助けて貰って　ばっかり　

草　薙　寧　々

今度　恩返し　させてよね

神　代　類

僕は　ただ　当然のこと　を　したまでさ　、

神　代　類

でも　寧々が　そう言うなら　お言葉に　甘えようかな

神　代　類

寧々からの　恩返し　,　楽しみにしておくよ

草　薙　寧　々

うん　,　楽しみにしてて

そして　決心がついた　わたしは　立ち上がった　。

草　薙　寧　々

...　じゃあ　わたし　司　の　ところに　行ってくる　、

神　代　類

嗚呼　,　寧々なら　大丈夫さ　。　行っておいで

草　薙　寧　々

‪うん　,　類　ありがと　

類に　そう言い　駆け出した　瞬間　,　何かが　勢いよく　屋上の扉　を　開けた　。

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