真昼
【73話】
夕飯の後
リビング
※真昼は自室に居ます
Nakamu
…え?
Nakamu
真昼の様子が変…?
きんとき
、、、、うん
スマイル
どんな感じだったの?
きんとき
なんか…体調悪そうで
きんとき
俺が話しかける前、誰かと話してたな…
きんとき
あんま詳しくは聞こえてないんだけど
きんとき
話してた相手は、家族っぽかったような…?
きんとき
親しい感じの…大人の男性
きりやん
…
Broooock
僕らは知らない人?
きんとき
多分、俺も初めて見たし
シャークん
そっか…分かんないな
きりやん
…それ、もしかしてさ
きりやん
離婚する前の、真昼の父親とかだったりしない?
きんとき
え…?
きりやん
真昼と親しそうで、大人の男の人でしょ?
きりやん
京都弁喋ってた?
きんとき
あ…京都弁だった!
Nakamu
じゃあ、もうそれじゃん…
スマイル
旧父親ってことか、、、
Broooock
その人のこと…僕らは知らないね
きんとき
…そうだね
きんとき
少なくとも俺らは…
きんとき
再婚する前の真昼のこと、全然知らない…。
スマイル
……
シャークん
…知らないならさ
Nakamu
?
シャークん
知ってそうな人に聞けば良いんじゃない?
翌日
学校
ぺいんと
急に空き教室呼ばれて、何かと思えば
ぺいんと
そういうことね…。
きりやん
はい。真昼の過去について、知ってたりします…?
ぺいんと
…知ってるよ。前に話してもらったから
きんとき
!、本当ですか?
ぺいんと
まぁ、うん…
ぺいんと
…だいぶ大変そうなことになってるらしいし
ぺいんと
許可取ってないけど…話しちゃうね?
スマイル
…お願いします。
ぺいんとが真昼の過去について話す
Broooock
ほ…本当なんですか、それ…
ぺいんと
本当、だね…。
シャークん
「期待されすぎてた」か…
ぺいんと
…旧父親の連絡先って分かる?
Nakamu
え?
Nakamu
スマホ探れば、分からないことは無いと思いますけど…
ぺいんと
俺が直接、その父親と話すよ。
スマイル
ぺいんとさんが…?
きりやん
でも、それなら俺達が…
ぺいんと
大丈夫。
ぺいんと
皆はもし…俺が、真昼の側に居られなくなったとき
ぺいんと
側に居てあげて欲しいんだ。
きんとき
…
きんとき
分かりました。
きんとき
父親の連絡先を探して、ぺいんとさんに送ります
ぺいんと
分かった。ありがとね
帰宅後
真昼の部屋
きんとき
(真昼は今、お風呂入ってるから)
きんとき
(部屋には居ないけど…)
きんとき
(なんか心痛むな、真昼に黙ってこういうことするのは)
きんとき
(どこに連絡先あるんだ…?)
机の上にメモが置かれている
きんとき
?、(何これ…)
父親の連絡先が書いてあった
きんとき
!
きんとき
(そっか、あの時連絡先も渡してたんだ…!)
きんとき
カシャッ(写真に撮る
きんとき
(これをぺいんとさんに送って…送信完了、っと)
きんとき
(真昼が戻る前に、俺も早く出なきゃ)
きんとき
………
きんとき
(俺達、とっくに家族のつもりだったけど)
きんとき
(まだ真昼のこと…全然知らなかったんだな)
ぺいんとの部屋
ぺいんと
(…あ、きんとき君からメッセージ来た)
ぺいんと
(ご丁寧にメールアドレスまで…)
ぺいんと
(早速メールしてみるか、相手も俺のこと知らないはずだし)
ぺいんと
えーっと…
※以下「」のところは 送ったメールの内容
ぺいんと
「こんにちは。当然、連絡してしまってすみません」
ぺいんと
「真昼君の友人の、天乃絵斗です」
ぺいんと
「いつも真昼君にはお世話になっています」
ぺいんと
「お願いがあってご連絡させていただきました」
ぺいんと
……
ぺいんと
!、返信来た…!
ぺいんと
(早すぎだろ…)
(旧)父親
「はじめまして。真昼の父親です」
(旧)父親
「こちらこそ、うちの真昼がお世話になっております」
(旧)父親
「お願いとは何でしょう?」
ぺいんと
「単刀直入に申し上げますと」
ぺいんと
「もし良ければ、一度会って話しませんか?」
真昼
今回はここまで
真昼
ありがとうございました。






