心の中の恋人

そういって愛弥は消えた。

これは 俺が人生で1番愛した 愛弥の話だ。

3か月前...

高校の卒業式の日...

卒業式が終わり...

あの後 俺たちはしばらく川沿い を手を繋いで歩いていた

そういいながら 川沿いの道のベンチに 腰掛けた

俺は更に愛弥に抱きつく

愛弥がいきなり キスをしてきた。

愛弥はそのまま 舌を入れて、

愛弥は そう言いながら頭を 撫でた。

そして打ち上げ終わり...

そう言ってクラスのみんな と別れた。

俺たちはそれぞれの 家に帰った

6月のある日

意気揚々と待ち合わせ場所に 向かう

愛弥の姿がない。

その時...

その時愛弥の怒鳴り声が聞こえたと 同時に男達2人が突き飛ばされた。

男達はその場から急いで立ち去った。

俺は言われるがままに 愛弥について行った。

そういって愛弥は俺を 抱き寄せた。

...

その日の夜...

俺は怒鳴って 自分の部屋に閉じこもった。

俺は今までの事を 思い出した

1年前の5月...

5月、愛弥とのカップル成立を みんなが祝福してくれた。

学校帰り...

受験勉強が嫌でも 愛弥がいれば頑張れた。

2月のはじめ、愛弥は学校で 倒れて救急車で運ばれた。 一命を取りとめたものの 愛弥は起き上がって動くことが できなくなった。

医者からは愛弥はいつ死んでも おかしくない状況だと言われ、 俺は毎日学校帰りに 病院へお見舞いに行った。

とても元気な姿とは言えないが、 いつも笑顔だった。

この翌日に 愛弥は静かに息を引き取った。 とても穏やかな表情をしていて 手にはお守りがしっかりと 握ってあった。

...

俺はひとりで静かに泣いた。

俺はそのまま眠った。

大学の帰り、俺はあの 場所に来た。

愛弥が優しくキスを してきた。

...

そう言って愛弥の姿は 消えて見えなくなった。

これ以来愛弥の姿を 目にすることはなかった。

...

あれから10年の月日が経った。

10年経った今でも俺は 誰とも付き合っていない。

いつの間にか愛弥の声も 聞こえなくなっていた。

その時少し強い風が 俺に吹きかかった

俺は花屋へかけていった。

終わり

かなり長かったですが、最後まで 見てくれてありがとうございます。