あむ。
俺には恋人がいる。
背に見合う大きな和服
俺や皆とお揃いの白尾が付いてる、
黒のチョーカー
透き通る綺麗なアンバー色の目
それを縁取る透明な眼鏡
そして綺麗に染まった金色の髪
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きりやん
いつもムスッとしてるけど
よく俺に会いたがる。
髪がくるくるなのも相まって
...犬に見える。
元気に吠えながら
俺の方に走ってくる
コンコンコンガチャ(玄関扉開)
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きりやん
きりやん
きりやん
きんとき
10分後
きりやん
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
話すことが好きな彼
こんな風にたまに会いたい期が来て
俺と朝まで笑い会うことがある。
デートの時もそう
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きりやん
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
いつもの様にデートの約束をした
その日から一週間
俺は少しだけイメチェンをした
髪を青に染めた
いつも黒だけど
たまには色アリもいいかなって。
きっと驚くだろうな
どんな反応するのかな
デートの日までは黙っておこう
会わないようにしよう。
デート前日の午後2時
彼から着信があった
きりやん
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
急な仕事の用事
一ヶ月ぶりのデートだったから
すごく楽しみだった
でも仕事なら仕方が無い
暇になってしまったデートの日
俺は友達を誘って遊ぶことにした
きんとき
Nakamu
Nakamu
きんとき
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きんとき
Nakamu
きんとき
Nakamu
きんとき
Nakamu
Nakamu
きんとき
きんとき
Nakamu
きんとき
俺は仲のいい友達を誘った
朝10時
渋谷
ハチ公前
現在時刻(9:42)
きんとき
きんとき
いつもと違う青色の髪
いつもと違うパーカー姿
いつもと違う青色のマスク
彼氏に会うという訳では無いが
友達も驚かせたかった
現在時刻(9:54)
突然声をかけられた
お兄さんかっこいいね
ナンパ師だった
でも俺はその声を知っていた
背に見合う大きな和服
俺や皆とお揃いの白尾が付いてる
黒のチョーカー
透き通る綺麗なアンバー色の目
それを縁取る透明な眼鏡
そして綺麗に染った金色の髪
信じ難い光景に唖然とし
俺は咄嗟に電話をかけた
ナンパ師のスマホが鳴った
それでも構わず
誰かと待ち合わせ?
俺と遊ばない?
と言ってきた
いつもここでこんなことしてるのかな
目の前で自分に話しかける人物が
俺の知ってる人。
見た目を変えた俺に気付かず
しつこく話しかけてくる
仕事じゃなかったの?
そう思った
きんとき
悲しくて
怖くて
苦しかった
そのナンパ師は目を見開いた
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
ナンパ師は黙ってる
...そして俺の彼氏は何も言わない
ただ彼の金色の目に
青い涙が浮かんだ
俺の色
そして自分の視界がぼやけた
俺はそっと彼の手を掴んだ
握り返ってきた大きな手
俺の瞼にそっと触れた
紺の和服の袖
その日友達は来なかった
あの光景を見かけて帰ったんだと思う。
俺らもふたりで何も喋らず
静かに家に帰った
暗い部屋の中で
2人泣きながら話し合った
俺は初めて彼氏にナンパされた
ずっと大好きだった君
仲直りは出来たけど
お互い胸の内に傷を負った
でも何故か
さよならは出来なかった
あれだけの出来事で
千切れる愛ではないはず。
彼は綺麗な顔が崩れるほど
泣いていた
俺は何度も
そんなに泣かなくていいよ
と語りかけた
でも彼は一晩中泣き続けた
ごめん、ごめん、ごめん。
大丈夫だよ
俺は大丈夫
知らずにナンパされたって
他の男にしてたって
俺は、愛してる
だからそんなに泣かないで
彼の隣で震えた背中をさする
俺はふと立ち上がって
大切なものを入れてる引き出しに向かう
彼は俺が隣からいなくなったことも
分からないほど
下を向いて泣いている
もう少しいい雰囲気がよかったな
そう思いつつ
床に片膝をつき
小さな黒い箱を彼の目の前に出す
そして俺は言う
きんとき
黒い箱を開けると
青色に輝く
ダイアモンドの指輪
彼はそれを見て
きりやん
と言った
きんとき
きんとき
きんとき
きりやん
青色の指輪は君のもの
金色の指輪は俺のもの
傍から見たらただのナンパだよ?
そんなものさっさと乗り越えようよ
それより早く髪色褒めてよ笑
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
どんなに最悪な事件が起きても
ゆっくり乗り越えよう?
たまには休憩でもしてさ
幸せな思いを沢山しよう?
真っ黒でなにもない愛も
お互いの色で染めちゃってさ
自分たちだけの
唯一無二の大きな愛を
2人で作ろうね
コメント
17件
初コメ失礼します!!そしてフォロー失礼します!!まさかこんな展開になるとは…でもとても好きで伝わりやすい小説でものの捉え方によっては別の意味でも結末は一緒に見てるのでは…??とも思いました!!小説、お疲れ様です!!
フォロー失礼します!!
いやー!!!!!凄くドキドキしながら小説を読ませていただきました!! こんなお話を考えられるの凄くないですか!?本当にありがとうございます!!