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夜の路地裏
山本は必死に走り、
細い道に身を隠した。
肩で大きく息をしながら、
壁に背を預ける。
ダークネス山本
ダークネス山本
ダークネス山本
ダークネス山本
その時
前方の影から、ひょいっと人影が現れる。
ねっぴー
ダークネス山本
ねっぴーは口元に不適な笑みを浮かべ、
ゆっくり歩み寄ってくる。
ねっぴー
ねっぴー
ダークネス山本
ねっぴー
ねっぴー
じりじりと距離を詰められ、
山本は後ずさる。
そこに後ろから声が響いた。
ろぶすた〜
けんしろ
路地の出口を塞ぐように、
ろぶすた〜くんと、けんしろさんが現れる。
山本は完全に三方向から包囲された。
ダークネス山本
両手を広げ、ねっぴーが笑う。
ねっぴー
ねっぴー
ろぶすた〜
ろぶすた〜
けんしろ
けんしろ
ダークネス山本
ダークネス山本
焦る山本
だが、心のどこかで分かっていた。
三人の執拗なまでの愛情からは、
きっと逃げられないのだと
ダークネス山本
ダークネス山本
一瞬の隙を突き、
路地裏の塀をよじ登ろうとする山本
しかし、すかさずねっぴーが手を伸ばす。
ねっぴー
ダークネス山本
ねっぴーの腕に引き戻され、
背中から抱きしめられる。
もがく山本を、ろぶすた〜くんとけんしろさんが、
前から、優しく囲むように立ちはだかった。
ろぶすた〜
けんしろ
けんしろ
ねっぴー
ねっぴー
ダークネス山本
ダークネス山本
山本の抵抗は次第に弱まり、
三人の影が山本を包み込んでいく。