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さとし

あ、ごめん。

さとし

聞かれたくなかったよね…

おれは、その場を 立ち去ろうとしていた。

女の子

ねぇ…ちょとまって、、

女の子

女の子

実はね…

さとし

どうした?

女の子

わたし…いま、行く場所ないの…

さとし

え?

女の子

家出したんだ、、

さとし

家出?!

さとし

どうして!

女の子

お兄ちゃんと喧嘩したの…

彼女の親は数年前に交通事故で どちらとも亡くなったらしい。

それからは、唯一の家族だった お兄ちゃんと暮らしていたそうだ。

しかし、些細なことで喧嘩になり 嫌になって家を出たらしい…

しばらくは友達の家に お世話になっていたと彼女は言う。

しかし… おれはまだ気付いていなかった。 彼女のお兄ちゃんの正体を…

さとし

それでいつもここに?

女の子

うん。
この辺で世話をしてくれる人がいて、今はそこで…

さとし

そうなんだ。

さとし

ところで名前は?

さとし

あ、おれは岩倉さとし

女の子

女の子

菜々…

さとし

菜々か…かわいい名前だね。

菜々

ありがとう。

さとし

そう言えばさっき、世話をしてくれる人がいるって…

菜々

うん。いい人だよ!

おれは若干不安を感じていた… どんな人なんだろう…

さとし

学校も行かないで、どこで生活してるの?

菜々

んー…

菜々

びっくりかもだけど…今、河川敷で暮らしてる。

さとし

え?!河川敷!?

さとし

それってもしかして…

菜々

そのもしかしてなのかな?笑

彼女は驚くことに、 ホームレスと暮らしていた…

さとし

それって危険じゃない?

菜々

最初は怖かったけど、でも優しいよ?

さとし

絶対危ないよ…

さとしは時計を見る…

さとし

あ、やば!

さとし

もうこんな時間!

でも、おれはこの子を 放っておけなかった。

さとし

あのさ?もし良ければ…

さとし

今夜…俺の家に泊まらない?
妹の部屋もあるし…

菜々

え?

さとし

あ、ごめん。嫌だったらいいよ。

さとし

もし、その気になったら、さっきの駅に5時ぐらいに待ってて!!

そう言って… おれは慌てて学校に向かった。

???

いい感じだ…

俺の彼女は14歳のホームレスだった

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