私の名前は服部 香織。
私は高校2年生。私は中学3年生の時に癌を患った。それ以降病院で闘病生活が続いていて学校に行けない日々が続いている。
お父さん
香織ー
今日もお見舞いに来たぞ。
容体はどうだ?

香織
今日は元気だよ。
そういえばお母さんは?

お父さん
ママは僕が香織の病院に行くよーって言っても行こうとしないんだよ。
どうしたことか。

香織
そうなんだ。

お父さん
それじゃ僕は会社に行ってくるね

香織
行ってらっしゃいー

翔太
よ!香織!

香織
翔太君!

彼の名前は浅間 翔太
私の幼馴染であり、彼氏である。
翔太とは高校1年生の時に付き合うことになった。
翔太
体調はどうだ?

香織
今日もまあまあってとこかなー?

翔太
良かった!

香織
翔太は本当に優しい人だね。

翔太
僕はいつまでも香織の事を大事に思ってるからな!

お母さん
あらー翔太君今日もお見舞いに来てくれたのー?
毎日毎日ありがとうねー。

翔太
はい!僕は香織の彼氏ですから!

お母さん
私はこんな優しい彼氏さんがいて嬉しいわー。
これからもうちの娘・香織をよろしくねー。

翔太
はい!
それでは僕はこれぐらいで失礼します!
香織また明日な!

香織
うん!
また明日ねー。

お母さん
香織ー。
飲み物を買ってきてあげたわよー。

香織
お母さんありがとうー。

香織
お母さん久しぶりに香織の病棟に来たよねー。

お母さん
そ、そうかしら?
アハハ・・・。
(あー。香織ったら本当にうざい子だわー。早く死んでくたら嬉しいのに。)

お母さん
それじゃお母さんは帰るわねー。

香織
うん。
じゃねー。
(帰るの早いなー。)

看護師
香織さん失礼しますー。
今日の体調はどうですか?

香織
今日も元気いっぱいです!

汐音
香織ー。

詩織
香織ー。
久しぶりー!

香織
汐音ー!
詩織ー!

詩織
体調はどう?

香織
普段どうり元気だよ!

詩織
良かったー!

汐音
今日は香織の大好きな桃を持ってきたよー。
一緒に食べよう?

香織
わー嬉しい!
食べよう!食べよう!

お父さん
ママどうして香織の病棟に行く回数少ないんだ?

お母さん
そ、それは
毎日来られても香織にとって迷惑かなーって思って。

お父さん
そうなのか。
それならいいのだか。

お母さん
今日はもう寝ましょ?

香織
痛い!痛い!胸が痛い!

翔太
香織!?
おい!大丈夫か!?
今から看護師呼ぶから待ってろ!

看護師
香織さん大丈夫ですか?

香織
助けて・・・。
胸が痛いの・・・。
ウウウ・・・

看護師
先生!香織さんが胸が痛いと!

お医者さん
何?今すぐ診察だ!

看護師
お父さま今香織さんが胸が痛いと言い出したので今すぐ病院へ!

お父さん
わ、分かりました!
ママ今から香織の病院へ行くぞ!

お母さん
ええ!分かったわ!

お医者さん
お父さま、お母さま。
香織さんの状態なのですが、癌が肺に転移していました。
もしかするともうこの先長くはないかと・・・。

お父さん
そ、そんなの嘘ですよね!
そんなはずはない!

お母さん
ま、まさか香織!)

お医者さん
そして、重大な発表を致します。
香織さんはあと余命は2ヶ月です。

お母さん
余命2ヶ月・・・?
お医者さんこれはなんかの間違いですよね!
香織はまだ16歳なんですよ!こんなのおかしいですよ!

お父さん
ママ・・・
残り2ヶ月香織と楽しく過ごそうじゃないか。

お母さん
お父さん・・・。
分かったわ!

香織
う・・・

お父さん
か、香織!
目が覚めたか?

お母さん
香織・・・

香織
お父さん、お母さん。
お母さんなんで泣いてるの?

お母さん
香織さっきお医者さんから連絡があってね。
あなたはあと2ヶ月しか生きる事が出来ないの・・・。

香織
え?
あと2ヶ月?

お父さん
ああ・・・。

香織
私実は分かってたんだー
私はもうすぐ死ぬんだろうなあー。
って。

香織
だから私あと2ヶ月笑顔で生きていくよ。

それから私は笑顔で生きる事を決めた。
友達と翔太を悲しませないために。
香織
余命2ヶ月は私とお母さんそしてお父さんの秘密!

翔太
香織!
大丈夫か?

香織
うん!
大丈夫だよ!

翔太
良かったー。

詩織
香織ー!

汐音
香織ー!

香織
詩織、汐音!

詩織
もー!心配したんだからー!

汐音
急に香織が胸が痛いっていうからー!

香織
ごめん ごめん。
アハハー・・・。

翔太
でも香織が本当に無事で良かったよ。
僕はあの時は本当に焦ったよー。

詩織
翔太ったらー!
心配性さんなんだからー!

翔太
う、うるせ!

汐音
フフフー。

香織
もう二人ともー!

翔太
それじゃ!
また明日なー!

詩織
バイバイー!

汐音
またねー!

香織
うん!またねー。

香織
はあー。
嘘を背負いながら喋るのって大変だなー。

香織
でもこれはみんなのため!
なんとしてでも守らなきゃ!
みんなの笑顔を!

香織
でも、あと2ヶ月しか生きられないから遺書だけでも書いておこうかなー。

香織
こんなもんかな。
みんなの見つからない所に隠しておかないと!

それから毎日のように友達や家族がお見舞いに来てくれた
翔太
よ!香織!

詩織
おはようー香織!

汐音
香織!体調はどう?

お父さん
香織ー。
体調は大丈夫か?

お母さん
香織!
今日はあなたの大好きな桃を持ってきたわよ!
一緒に食べましょ?

香織
わー!
お母さんありがとうー!

香織
余命宣告が告げられた日から今月で2ヶ月かー。

それからというもの香織は眠る事が多くなっていった。
翔太
香織ー。

香織
ZZZ

翔太
今日も寝てるのか・・・。
大丈夫かなー?

そして余命宣告が告げられて3ヶ月が経った
2018年6月21日
(余命宣告が告げられたのは2018年3月19日の設定です。)
2018年6月21日午前3時11分香織の自宅にて一本の電話が鳴った。
お父さん
もしもし。
え?香織が!?
はい!今すぐ行きます!

お父さん
ママ!起きて!香織が!

お母さん
嘘!今すぐ行くわ!

お父さん
香織!

お母さん
香織!

翔太
香織!

詩織
香織!起きてー!

汐音
香織!

香織
・・・

その電話とは香織が容体が急変して意識不明になったという連絡だった。
お医者さんは香織の命を繋ぐために一生懸命に心臓マッサージを続けた。
しかし、香織の心拍数は少なくなっていくばかりであった。
お母さん
香織!お願い!目を覚ましてー!

詩織
香織〜!

汐音
ううう・・・。
香織・・・。

お母さん
は!
香織ー!

お医者さん
残念ながら
午前4時12分ご臨終です。

お父さん
く!

翔太
嘘だろ・・・
そんな・・・

お母さん
あー!
香織ー!お願い!戻ってきてー!

詩織
香織ー!
お別れなんてまだ早いよー!

汐音
私達友達になってからまだ1年しか経ってないのに・・・。
こんなのないよ!

2018年6月21日午前4時12分
服部 香織 永眠(享年16)
そして香織の部屋の片ずけをしていると翔太は紙を見つけた。
翔太・詩織・汐音へ
翔太がこれを読んでる時私はもうこの世界にはいないでしょう。翔太。それに詩織・汐音黙っててごめんね。私実はお母さんに余命2ヶ月を言い渡されたの。余命宣告を黙ってたのは理由があるの。それは、翔太・詩織・汐音には悲しい思いをさせたくなっかたの。それで黙ってたの。私実は分かったてたの私はもう命は残り少ないと。翔太・詩織・汐音こんな私に今まで付き合ってくれてありがとう!そして忙しいのに来てくれたお母さん・お父さんありがとう!私は本当に嬉しかった!私は天国に行ってもいつまでもみんなの事を見守ってるよ!みんな大好き!
2018年4月21日
服部 香織
翔太
香織・・・。
俺たちに黙ってこんなのを書いてたのか。
でも嬉しいよ!香織!

翔太
俺はいつまでも香織の事が大好きだし。
いつまでも香織の彼氏だ!

詩織
あれ?翔太なにその手紙?

汐音
見せてー!

翔太
これは・・・。
香織が残した手紙かな?

詩織
なにそれー!

汐音
もうー!
翔太ったらー!

翔太
香織!これからもずっと天国で見守ってくれよな!)
