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ニキは行為中、ずっと枕に顔を埋めている。
しろせんせー
ニキ
今まで、幾度となく聞いてきた苦しそうな声。
本当はニキは、痛くて、苦しくて仕方がないんじゃないか。
この行為は、全部俺の独りよがりなんじゃないか。
そんな考えが頭の中をぐるぐると回る。
早朝、タバコを吸おうとベランダの窓を開ける。
ニキ
後ろから、少し低い声でニキが俺の名前を呼んだ。
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
生暖かい風が頬を撫でる。
かち、という音と共にいつも通りの匂いが鼻を抜ける。
ニキ
煙を吐くニキの横顔は、朝日に照らされて凄く綺麗だった。
しろせんせー
ニキ
しまった、口に出ていた。
俺をからかう時の、イタズラな目が俺を見つめる。
ニキ
予想外のデレに体が強ばる。
しろせんせー
ニキ
部屋に戻り、2人でベッドに座る。
ふと、行為中のことを思い出してニキに問いかける。
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
あぁ、なんか聞き方が遠回しになってしまった。
ちょっときもいかな。
ニキ
しろせんせー
ニキは心当たりがあったのか、気まずそうに目を逸らした。
少しの沈黙が続き、ニキがゆっくりと口を開いた。
ニキ
しろせんせー
予想外の回答につい間抜けな声が出てしまった。
しろせんせー
するする出てきた自分の言葉とは思えないキザな言葉に少しびっくりする。
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
顔を赤らめて恥ずかしそうに話すニキには、結構……クるものがあった。
つい
しろせんせー
なんて口走ってしまった…
…ばっかりに……
こんなお預けプレイをされることになろうとは…
ニキ
ニキ
ニキ
俺の上で苦しそうに自身の入口を広げる恋人の姿が見える。
しろせんせー
少し悪戯心がくすぐられ、ニキの腰を掴み思いっきり挿入する。
ニキ
しろせんせー
ニキの頬に手を添えると、俺の手に甘えるように頬擦りをしてきた。
ニキ
ニキ
目を蕩けさせ、口からはヨダレをたらしているニキが嬉しそうにそう言った
Q恋人にこんなことをされて理性を保てる男がこの世にいるでしょうか?
A.いません。
俺は一気に起き上がりニキを押し倒した。
ニキ
混乱しているニキを他所に、正常位になって思いっきり奥を突いた。
ニキ
しろせんせー
ちゅ、と口に軽くキスを落として、奥へ、さらに奥へと腰を進める。
ニキ
泣きながら俺に縋るように伸びてきたニキの手を頭の上で固定する。
ニキ
はっ、はっ、と短く息をすることしかできなくなって、顔を涙と汗でぐちゃぐちゃにして絶叫のような喘ぎ声をあげるニキに、自分のモノがでかくなるのを感じた。
ニキ
しろせんせー
赤子をあやす様にニキの頭を撫でた。
ニキ
しろせんせー
愛おしすぎて、どうにかなってしまいそうだった。
…いや、もう既にどうにかなっていたのかもしれない。
しろせんせー
ニキ
布団にくるまったまま、ニキが不貞腐れたように呟いた。
あの後、結局4時間ほどぶっ通しでやり続けたからだろう。
しろせんせー
ニキ
俺の方をギロリと睨み、そう言った。
しろせんせー
しろせんせー
そんなことを考えていると、ニキが耳まで真っ赤にして
ニキ
なんてクソ可愛いことをつぶやくものだから、俺も抑えきれなくなってしまった。
しろせんせー
ニキ
ニキは引きつった表情を浮かべたまま、ベッドにぼすんと倒れ込んだ。