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今日は待ちに待ったイーストン魔法学校編入試験 召使いの荷物厳重チェックを潜り抜け、瞬間移動魔法で一瞬で試験会場に着いた
これに合格すればあの家とはおさらばだ。絶対合格してみせる。まぁ、神童と崇められた私に出来ないことは殆どない
流石に理解不能なことは出来ないと思うが…例えばあそこの…
キルシェ・ルルージュ
何で筋トレしてるの…？あのきのこ頭…あれ、ここジムじゃないよね？"魔法"学校試験会場だよね？こんなん物理じゃん…魔法じゃないよ…
キルシェ・ルルージュ
???
キルシェ・ルルージュ
???
次は空気椅子をしながら筋トレの本を読んでいる。いやそこはせめて魔法関係の本であれよ…！！変人だ……でもちょっと面白い笑
???
キルシェ・ルルージュ
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
なんか変な人と知り合いになっちゃった……お父様とお母様は大反対だろうね…こーゆーの厳しいから…「関わる人間は選びなさい」とか言って私がすることに何かと制限をかけたがる…私は貴方達の……いや、こんなこと考えたって虚しくなるだけ、やめよ
てか、ずっと思ってたんだけど…後ろの二人何？隠れられてないんだけど…隠れてるつもりなの？あれ。だとしたら相当自分を客観的に見れてない気がするんだけど…
クロード side
イーストン魔法学校 魔法界の中枢を担う数々のエリートを送り出してきた由緒ある名門校。編入試験は当然超難関。そしてその試験を担当するのが
次世代を担うスーパーエリート魔法使い この私「クロード・ルッチ」である
どれどれ…今年の志願者は名門貴族の長男に魔法局事務次官の息子etc
ふん、世間的には有名どころといったところだな
…！？あの純金とレッドベリルの宝石で作られたヘッドチェーンは…！！あのかの有名なルルージュ家の物じゃないか！ そしてあの面の良さ…ハート型のアザ…そうか、あれが次期当主か…
よし、あの子にはゴマスリしとこう。こちら側は得しかないからな
流石格式高い我が校に相応しい意識の高い受験者たちだ 杖の手入れに魔法書のチェック試験に対して余念が無＿＿＿＿
マッシュ・バーンデッド
なんで！？
え？どういうこと！？今から魔法学校の編入試験なんですけどなんで筋トレしてる奴いんの？おかしくない？ ルルージュ家の娘さんもそんな奴に話しかけてるんだけど？！
いや落ち着け見間違いだきっと…ここは魔法学校 居るわけないだろそんなふざけたやつ…ルルージュ家の娘さんも何かの幻覚…さっき同様本を読んでるはず…
空気イスしながら筋トレの本読んでる…！！ルルージュ家の娘さんも苦笑いしてる…！！そりゃそうだ…！！
受かる気あるの？せめて魔法に関する本であれよ
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
ルルージュ家の娘さん引いてる！！そりゃそうだよな…あの子殆どの時間を勉学に溶かしてたらしいし…あ、それなら実技の方は…いや、イケるだろ。ルルージュ家だし
ていうか、後ろの二人は何？全然隠れられてねーし
…まぁいい。どうせあんなふざけた奴は試験ですぐ落ちる
キルシェ side
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
この人…本当に受かろうと思ってるわけ…？さっきから奇行に走りっぱなしだけど…笑
クロード・ルッチ
MOB.
誰かの声がすると炎が現れそこから声の主だろう人物が出てくる。いや…普通に出てこいよ…演出とかいーからさ…カッコつけか？ダセーな…
クロード・ルッチ
MOB.
MOB.
MOB.
7位とか微妙かよ。そこはトップ3に入ってろよ。私からしたらそんなすごくねーよ。それで気持ちよくなってんじゃねーよキッショいな
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
クロード・ルッチ
マッシュ君…ほんそれって奴よ…うん…カッコつけてる少しイタい奴よ…言ってやんなよ…笑 あの人はこんな事だけで褒められて気持ちよくなってる、程度の低い"雑魚"なんだからさ…
クロード・ルッチ
MOB.
MOB.
試験監督の野郎が杖を上に向けると下から机が生えてきた。いや…元々机のある場所を試験会場にすれば良かったじゃん…そんなに自分を魅せたいわけ？んじゃあ別のとこで魅せてみろよ…少なくとも私はキョーミねぇけど
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
クロード・ルッチ
私はマッシュ君に耳打ちをした。『あの人は自分がいかに凄いか見せつけたいだけなんでしょう。あの人のプライドが傷つかないよう気遣いってものを…』ってね
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
人差し指を斜めにしてウィンクをする。いや…あざと…自分でやっててあざといわ…うん…素の自分には合わねーな、やめよ
クロード・ルッチ
答案用紙をめくると…ぐじゃぐじゃうねうね動いてるキッショい文字が書かれていた。これを整列させればいいんだろ？
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
………
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
マッシュ君は羽根ペンを折って脅し、私は魔力で文字を脅した
そうそう。そうやって最初っから整列してりゃー良いんだよ。無駄に虫みたいにキッショい動きしてないでさー？
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
何故か手を繋いで一緒に行くことになった。いやさ…今日会ったばっかよね？しかもね、数十分しか経ってないのよ。距離感大丈夫そ？
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
クロード・ルッチ
クロード・ルッチ
着々と進む試験。楽々と試験を突破してるが…いや、もう簡単過ぎて…エリート校とはなんぞや…？って状態だよ。常に休まずに勉学や実技に励んでた私からしたら順風満帆に進むよ
クロード・ルッチ
MOB.
次は机ではなく高い壁が現れる。迷路か…迷路は得意だよ。道を覚えるの得意だしね。方向音痴の人の気持ちが分からんのよ
クロード・ルッチ
クロード・ルッチ
クロード・ルッチ
私は今回もマッシュ君と行動を共にする。いやさ、何でなんだろうね？さっきからずーっと一緒にいんの。別に嫌な気はしないけどさ…
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
???
マッシュ/キルシェ
そこには黄色髪の可愛い女の子。いや…かわいっ…！！ 是非お友達になりたい……！！
???
マッシュ・バーンデッド
???
キルシェ・ルルージュ
マッシュ・バーンデッド
レモン・アーヴィン
…
レモン・アーヴィン
……
レモン・アーヴィン
………
レモン・アーヴィン
…………
レモン・アーヴィン
………………うん
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
MOB.
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
レモン・アーヴィン
そう黄色髪ちゃんが唱えると…マッシュ君と私の手首と足首が拘束される。やっべ…このまんま倒れると顔面強打しちゃう… ギリギリセーフ…体は打ちつけたけどね…あはは…笑
レモン・アーヴィン
レモン・アーヴィン
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
レモン・アーヴィン
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
キルシェ・ルルージュ
バキンと同時に音が鳴る。マッシュ君は自力で、私は破壊魔法で拘束を解く
マッシュ・バーンデッド
キルシェ・ルルージュ
マッシュ・バーンデッド
𝐍𝐞𝐱𝐭
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