私は水の中にいた──
周りには魚
魚
魚!
見渡しても魚しかいない
私
なんてここはロマンチックな場所なの…?
すると目の前に人間が沢山現れた
彼
綺麗ですね
私
(私に言っているのかしら……)
私
ありがとう
私
おなたも顔、整っていてお綺麗ね
私はそう話しかけたが
彼は返事をしなかった
私
(この顔……何処かで見たような……)
───私はじっと彼を見つめた
何処かで見たような気がしたのだ
彼
よし
彼
行こうか
横には女性がいた
そうね
私
い、行っちゃうのっ!?
私
待って下さいっ
そう呼びかけても
彼は帰って来なかった
そこで私は思い出した
私
(あの人……私の彼氏だわ)
私
(なんで無視したの……?)
私がこの水の中に入る前
付き合っていた彼氏だった
私
あの、、待って下さいっ!
私は彼の所へ行こうとした
けれども
透明なガラスがあり行けなかった
私
...(そういうことなのね)
彼
綺麗ですね
...ですね。
彼
ここはな元カノと初デートした場所だったんだ
...そうなの
彼
あぁ、ごめん
彼
こういう話して良かったか?
ええ。
もう少し知りたいわ
彼
...あのな
彼
中学生の時の俺の元カノとは
初デートここに来たんだけど
初デートここに来たんだけど
彼
その後すぐに彼女は
交通事故で亡くなったんだ
交通事故で亡くなったんだ
…そうなのね
そんな話をしていると
目の前に1匹魚が泳いできた
ふふっ
懐かれているわね
彼
うん
彼
話しかけられているみたいだ
彼
よし、
彼
他のところを見に行こうか
そうね
目の前に来た魚は
もしかしてだけど
元カノかもしれない
そんなことを思ってしまった俺は
少し馬鹿なのかもしれない






