この世界はなんですか？

新学年になり、2週間が経った

あの地獄の席からも解放され、今は窓側の先の一番端そして後ろという神席をゲットした

桃は今は程遠い席にいる。

席替えするまではギリギリまで話しかけてきた

適当にあしらう僕の態度に気づかずに

ざわざわ

僕以外の全員がなんの写真か気になっている様だった

反応からするに、先生と彼女か奥さんの後ろ姿だった

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どっと笑いが起こる

が、僕には関係ない

そこからも陽キャと先生のやりとりは続き、

そのやりとりに対し笑いが起こっていた

その一連がウザくて、うるさくてしかたがない

キーンコーンカーンコーン🔔

あれからひとつも授業をせず終わった

まぁ僕には初めから関係ないことだ

ざわざわ

いい加減黄くんの登場にも慣れて欲しいものだ

ボソボソと返す僕の言葉にも元気に返事をする君

どこまで耳がいいんだか

誘ってたら断れないんだよ

君とは違うから

あーあ、そんな表情見せられたらどうも思えないじゃんか

待て待て待て

今誘わなかった？

この人も今知ったでしょどう見ても。

なんでよ、、まだ誘ってなかったなら断れたのに

いや。ほらね？気まずいでしょ？

話したこともない人と急に仲良くなれるタイプじゃないんだよ、、

…人生楽しそう。

ま、そんな黄くんといるから僕もまだ楽しく思える時があるのかもね

そりゃ突然そう言われたらそうなるよね

バタン

嵐の後の静かさとはこういうことを言うのかと実感した

きっと赤くんは悪い子ではないと思う

それでも、やはり警戒してしまう

黄くん以外の人間は汚れているようにしか見えない

ただ、それでも赤くんはマシに見えた

去り際にお辞儀する赤くんに何も返さなかった

だけど、今度は返してみようと思う。