うるさく鳴いた 文字盤を見てた
きっときっと鏡越し 8時過ぎのにおい
千冬
ピンクの植木鉢のぐちょぐちょした心のそばに
大きく育ったもの
結ばれたつぼみが
千冬
千冬
千冬
ちゃんと笑えなきゃね
千冬
空っぽが埋まらないこと
全部ばれてたらどうしよう
千冬
わたし
千冬
例えば今夜眠って
目覚めたときに 起きる理由が
千冬
朝が来たら わたしはどうする?
うるさく鳴いた 文字盤を見てた
一歩一歩あとずさり
場地
とぽつり
喜びより 安堵が先に来ちゃった
千冬
うつるこまかなヒビが
千冬
千冬
ああ 取り繕っていたいな
千冬
大切が壊れちゃうから
幸せな明日を願うけど 底なしの孤独をどうしよう
千冬
わたし
千冬
千冬
きれいと思いたくて
焦がれては逃げられないこと みんなにはくだらないこと
千冬
わたし
千冬
千冬
枯れ落ちたつぼみが こんなにも汚らわしくて
千冬
千冬
ああ 「あきらめた」って言わなくちゃ
頭の中で ノイズが鳴りやまないから
空っぽが埋まらないこと
千冬
ああ あの子の言うとおり
千冬
千冬
千冬
全部ムダになったら 愛した罰を受けるから
千冬
最後 見たのはそんな夢
わたし
千冬
千冬
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