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雷神の末裔

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雷神の末裔

1 - 雷鳴が響いた

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2025年08月09日

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響はいつものように教室の窓際に座っていた。窓の外、夏の空は突如暗く覆われ、遠くで雷鳴が轟いた。

あれ…?

彼の声は少し震えていた。 胸の奥がざわつき身体の内側から何かが目覚める感覚が走る

ビリビリビリビリ!!!

突如彼の手の平から青白い閃光がほとばしった

うわっ、な、なにこれ!?!?

響は驚きと戸惑いの混じった叫びをあげた

雷の力を制御することは出来なく,窓ガラスが割れ 壁や床にヒビがはいり始めた

響、、、、!?!?

女子1

キャーッ!!!

男子1

おまっ、はよ出ろ!!!

クラスは大騒動となった。 全員が逃げ回る中響はクラスメイトに手を伸ばした

ビリビリビリビリ!!

まっ、…!

どうすんだよこれ!!止まんねぇんだよ!!

彼の力は制御不能。誰も抑えることができなくなってしまった

ちょ、おい!!たすけろや!

セラフィス

落ち着きなさい響!!

白銀の羽を広げ輝く虹色の目の女性がクラスに舞い降りた

だれだよっ!おめぇっ、、!

セラフィス

私の名はセラフィス。貴方の力を覚醒させるために来た

彼女の声は冷静な声であるが 、どこか聞き覚えのあるような優しい声が含まれていた

覚醒…?はぁ??

セラフィス

天界の秩序を保つ重要な神である雷神が失踪した。今天界では その秩序を保つ闘いを行っている。

セラフィス

そこで君に雷神の力を受け継いで欲しい。

雷神…天界…はぁ?何が何だかわかんねぇんだけど

セラフィス

とりあえずいいから

おいっ、何処だよここは…、

セラフィス

なんかしゃべれよ

闇に包まれた広間の中 . 響の目の前に立つのは 雷の力を具現化した雷の幻影

うわっ、、、デカッッ!?

セラフィス

この力を制御しなければ,君自体が壊れてしまう

セラフィス

この幻影は響の普段での恐れ、不安を具現化した物だ。

響は震えながらも剣の断片を握りしめ,1歩と踏み出した

響と共に剣の断片が閃光を放ち,幻影に突進する

激しい雷撃と衝撃波がぶつかり合い響は何度も倒されそうになる

その度に剣の断片は何度も光り雷の力を抑える そしてついに一撃で幻影を倒す

はぁっ、…

疲れきった響は膝をつき 幻影を倒した響の目は稲妻のように光り輝いていた

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