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み お .
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両手を広げて、風を感じて
空を見上げて、滴を感じて
左足を前に出して、足場がないことを 感じて
そのまま前に__
えと
左足を戻す
深呼吸をする
怖いの?
自分に訊く
そうか、怖いんだね
えと
怖い……だけど、この怖ささえ 乗り切れば、楽になれる
解放される…
えと
もう一度、片足を宙に出す
えと
なんで……だって、普通はさ………
えと
あおちゃん…どうして来てくれないの?
本当は…助けて欲しいんだ
救って…欲しいんだ
自分でも、これでしっかりと自覚できた
えと
ゆあん
えと
嘘……来た…!来て…くれた!!
でも…だからこそ、本当に終わりにしないといけないんだ
止めて欲しい…私が生きるのを 許して欲しい
だけど、私は私が生きるのを許せない
だから…死ぬ
止められても、結局は
ゆあん
えと
すぐにバレる嘘
えと
えと
ゆあん
えと
ゆあん
声にならない怒りが、伝わってくる
えと
えと
私が居なければ
えと
えと
姉ちゃんが少しは楽になる
えと
私の明日を、かわりに誰かにあげる
えと
呆然と聞くあおちゃんは とても哀しそうで
えと
次に会うときは、誰かを救う存在で ありたい
えと
精一杯に"笑う"
それでも苦しそうな声が出る
えと
ゆあん
えと
ゆあん
えと
言いそうな言葉
ゆあん
わかってた…それくらい、あおちゃんは 簡単に言う
えと
ゆあん
なんだ……知ってたんだ
ゆあん
あおちゃんは私のこと何でも知ってるね
ゆあん
えと
私は狂気の殺人者ではない
えと
それだけは確かだから
ゆあん
えと
ゆあん
え……………!?
えと
どういうこと…?
ゆあん
……あおちゃん…も…?
えと
ゆあん
そんなこと…あるの………?
ゆあん
ショックかもしれないけど、と前置きをして、あおちゃんは話す
ゆあん
えと
だって、私の記憶は……
ゆあん
雨の音が強くなる
建物が、ガガッと音を立てている
ほんの少し揺れも感じた
えと
昔と同じように言う
えと
ゆあん
えと
無理矢理に身体を動かし、飛び降りようとする
ゆあん
えと
痛い
あおちゃんに袖を掴まれて 後ろに転倒する
えと
ゆあん
謝るくらいなら、止めないで
えと
止めてと願ったはずなのに、止めないでと言う
ゆあん
しかし、あおちゃんも頑なだ
えと
もう放して…!
ゆあん
あおちゃんの手の力が緩んだ隙に 立ち上がり、もう一度飛ぼうと進む
ゆあん
私に何度も突き飛ばされたあおちゃんは 腕を押さえて息を切らしている
えと
出せるだけの声量で言い
止めようと近づいてきたあおちゃんの 手を振り払い、また突き飛ばす
ゴンッ
ゆあん
えと
まさか__
えと
そんなこと__
えと
また__
突き飛ばされた勢いで、柱に頭を 強打したあおちゃんは
柱に背をあてたまま、ゆっくり下がり …動かなくなった