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「生物部」
僕は園芸委員会。
学校の花を取り扱う委員会で、
特に人気と言った委員会では無い。
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あの子は生物委員会。
たまに園芸と生物で協力して、
環境について学ぶこともある。
僕の学校は珍しく、
花を取り扱うのと動物等を取り扱う 委員会は別。
ほとんどの学校は''環境委員会''として まとめられてるらしいんだけどね、
僕はあの子に一目惚れをした。
きれいなまつ毛に整った顔立ち。
ぱっちりとした目に少し高い鼻。
正にモデルさんのようで 僕はドキドキしてしまう。
別にこれと言った関係は持ってない。
真面目に向き合って話したことも無い。
叶うはずのない恋だと分かってるけれど、
少しの希望を持って、 僕はまたあの子を見つめる。
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僕は園芸委員会の部長。
担当は曜日ごとにきちんと 分けられているけれど、
皆が帰った後に、 少し様子を見に来てしまう。
たまにサボっちゃう人も居るから。
もう日も暮れ始めて来ているから、
もう帰らないといけない。
そう心の中では思っているのに、
足が勝手に家の方向とは逆の方へと 歩き出す。
そして、あっという間に 校舎の裏側に辿り着く。
そこには草が生い茂ってしまっている所や、 枯れてしまった花が沢山あって、
園芸委員会の僕には 見捨てざるを得なかった。
僕はすぐに軍手やスコップ等を持って来て、
枯れてしまった花の根を掘り返したり、
軍手を手に填めて、 不要な草を取ったりした。
そして感じを良くするために、 はさみで草の高さを揃えたりしていると、
真後ろから足音が近づいてくる。
もう完全下校時刻はとっくに過ぎている。
もしかして僕を注意しに来たのかなと思いつつ、後ろを振り返る。
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あまり深い関係を持っていない僕達は 勿論 ''さん'' 呼び。
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そういえばここの奥には、生物委員会が 管理しているウサギ小屋がある。
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僕はこの笑顔に心を打たれたんだなと思う。
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そう言いながら僕のおでこに 自分のあでこを合わせてくる。
自覚はあるのか無いのか。
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僕は返事をしながら はさみで草の高さを揃えるようにして切る。
青さんは枯れた花があった所に 新しく種を植えてくれる。
そんなこんなで手入れは終わり、
気がついたら辺りは真っ暗だった。
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僕は青さんに向けてぺこぺこと頭を下げる。
青さんが居なかったら倍以上の時間が かかっていたはず。
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こういう時に出る優しい言葉。
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彼は何かを突然思い出したように 体を跳ねる。
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ピトッ…
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彼は無言で僕の胸に手を当てる。
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顔が火照っているのが自分でも分かる。
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ギュゥッ…
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いつかこの恋が
実りますように。
がちの没
自分何考えながらこれ書いたんだろ…←
コメント
7件
ブクマ失礼します!