ある休日の午後。 日帝はソ連の自宅へ足を運んでいた。
二国は特別仲が良いわけではない。 それでも戦争も終結した今、時折 互いの家にお邪魔するのが密かな楽しみでもあった。
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USSR
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暖炉の近くのソファ。 何をするでもなく寛いでいると、構って貰えないのが面白くなかったのか ソ連は日帝の手にそっと手を重ねた。
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USSR
彼らの体温は領土内の気温に左右されるが、時には人々の認識によって形成されることもある。 その影響か、 ソ連の体温はいつも冷たかった。
実際の気温は勿論──数多の兵士達の経験した地獄が、彼を形作っているのである。
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ソ連は日帝の手を握ったり離したりを 繰り返している。 怪訝そうな顔を向ける彼のことなど気にもとめず、何かを確かめているかのようだ。
USSR
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日帝は眉を顰め、頬を引き攣らせる。
軽蔑を含んだ視線……その裏で見え隠れする恐怖に、言うまでもなくソ連は気がついている。
意地悪な男はあたかも反応を楽しむように 日帝に顔を近づけ、耳元で囁いた。
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USSR
売り言葉に買い言葉。 ソ連は日帝の嫌味を気にもとめず、 そっと唇を落とした。
USSR
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日帝の唇を吸いながら、ソ連は悶々と思考を巡らせる。
──例え半分でも、この男が俺の手中にあったなら。 彼はどれほど冷たくなっていたのだろう?
赤い体を持っていたであろうその人は、その色に似つかわしくない冷気を纏っていたのかもしれない。 そんな日帝を見てみたい気もしたが、ソ連はこの温かさが好きなのだ───
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JE
USSR
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USSR
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USSR
いくら文化の違いがあるとは言え、 流石に信じることはなかったようだ。
騙そうとしたソ連に腹を立てたのか、日帝はふんわりとした猫耳を下げ、尻尾を大きく逆立てている。 どうやら相当お怒りのご様子だ。
USSR
JE
USSR
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不機嫌そうに見上げる日帝を見て、ソ連は人馴れしていない猫を思い浮かべた。
USSR
何気なしに首元に手を伸ばす。
JE
日帝は身体を強ばらせてキュッと目を瞑ったが、やってきたのは痛みではなく心地良さだった。
JE
JE
USSR
JE
ソ連は日帝の喉元を優しく撫で、 大きな手で包むように頬や猫耳に触れる。
心地良さと安心感から、 日帝は無意識に頬を擦り寄せた。
USSR
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USSR
どれだけからかっても、日帝がソ連の手を退けることはない。
恨めしそうにこちらを睨みながらも大人しく撫でられる様に、ソ連は確かに支配欲を満たしたのだった。
コメント
13件
ごちそうさまでしたっ⭐️
ソ日帝好きぃぃぃこの二人尊すぎるんよ...尊死
ソ日帝美味しくいただきました(?)はぁァァァァこの2人が尊すぎて†┏┛墓┗┓†