ある個室
助手
失礼します、佐伯教授
佐伯教授
あぁ
ある大学の個室には 俺が憧れとする佐伯教授がいる
助手
何か手伝うことありませんか?
佐伯教授
そうだねぇ…、それなら
佐伯教授
そこの棚に入ってるAの資料、取ってくれるかない?
そう佐伯教授が指さすのは 1番右にある余り入っていない棚
助手
分かりました
その棚の戸を開き 資料を探していると資料とは違う 別のノートが目に入った。
助手
これは……
手に取ったのは 表紙に『ミステリーノート』 と書いてあるものだった
佐伯教授
それか、
佐伯教授
懐かしいな
助手
何かあったんですか?
佐伯教授
そうなんだよ
佐伯教授
俺が20代の頃だ──
立花ゆづき
何だよりう、公園に呼び出して
星沢みく
りっくんから何て意外だよ
佐伯りう
ごめんごめん
佐伯りう
あることを話したくて
星沢みく
あること?
佐伯りう
俺達ももう20代だ
佐伯りう
てことは、子供の時出来なかったことでも、出来るってことだよ!
立花ゆづき
それがなんだ?
佐伯りう
俺たち、前から話してたじゃないか!
星沢みく
りっくん、もしかして…
佐伯りう
そう
佐伯りう
俺たち3人で探偵になるんだよ!
佐伯教授
って事があってね
助手
佐伯教授らしいです
佐伯教授
それからだ
佐伯教授
そのノートを開いてみてくれ
助手
はい。
表紙をめくると目次があった
助手
これは?
佐伯教授
それは俺たちが解決した事件だ
助手
そうなんですね…
佐伯教授
1つ目は『ある館での物失踪事件』
佐伯教授
2つ目は『クルーズ船での殺人事件』
佐伯教授
3つ目は『ひまわりと誘拐事件』
助手
どれも興味深いですね
佐伯教授
なら1つ目から紹介していこう
……To be continued