/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
記憶
まふまふ
ふっ
素早く動き一振りで3人殺す
いまは町を巻き込んだ争い
ボクの属する組織と
長い間対立してきた会社の戦争だ
まふまふ
(だからって)
まふまふ
(1週間戦い続けって)
まふまふ
(ハードすぎる…)
またナイフを振り2人殺す
まふまふ
あ！
ボクの目に飛び込んできたのは会社の社員と子供
まふまふ
(あーもう)
まふまふ
(あのガキ邪魔！)
まふまふ
(ボスが邪魔なら民間人も殺していいって言ってたし)
まふまふ
(殺しちゃうか)
ザクッ
まふまふ
はあ…
まふまふ
(たまらない…)
まふまふ
(人を殺す時のこの気持ち…)
まふまふ
(やっぱり殺し屋は辞められない…)
ぐさっ
ざくっ
まふまふ
ふわぁ…
まふまふ
(次は？)
まふまふ
(次に殺されに来る奴は？)
仲間
まふまふ
まふまふ
なんだよ
仲間
会社は壊滅した
仲間
拠点にもどれ
まふまふ
え？
まふまふ
(もう殺せないの？)
まふまふ
殺したりないよぉ！
仲間
お、おい！
まふまふ
あは♪
グサッ
まふまふ
どうしよう…
まふまふ
殺すごとに殺したくなってくる…
まふまふ
拠点戻ろ
テクテク
仲間
おう
仲間
戻ったか
まふまふ
(わあ)
まふまふ
(人がいっぱい…)
仲間
どうした？
まふまふ
君たちのせいだからね？
グサッ
仲間
お前なにしてんだ！
まふまふ
君も殺してあげる
仲間
くそっ
仲間
全員でかかれ！
まふまふ
殺されに来てくれるんだね！
グサッ
ズドン
ザクッ
まふまふ
あーあ
まふまふ
全員死んじゃった
ボス
どういうつもりだ
ボス
まふまふ
まふまふ
あ、ボス～
まふまふ
ボク、人を殺したいんです
ボス
そうか
ボス
だからといって仲間も殺すのか？
まふまふ
え？仲間？
ボクの周りには仲間たちの死がい
まふまふ
いつの間に…
ボス
まふまふ
まふまふ
…！
ボス
お前は今日のMVPであり
ボス
大罪人だ
まふまふ
そんな…
まふまふ
(人が殺したくて仲間まで殺してた…)
まふまふ
(ボクは…どうしたんだ…)
ボス
その気持ちは素晴らしいが
ボス
大きすぎると困る
ボスはボクの後頭部に冷たいものを当てる
ボス
注射だ
ボス
安心しろ
ボス
この事件のことしか封印はしない
まふまふ
や、やめ…
プシュー
まふまふ
…ん
黒まふ
あ、起きた
黒まふ
失神はしなかったんだね
まふまふ
(なんだ、この気持ち)
まふまふ
(あの快楽)
まふまふ
(人を殺したい)
まふまふ
(誰でも)
黒まふ
やっぱり
黒まふ
人を殺したいでしょ？
まふまふ
…うん
黒まふ
実はボクもなんだ
まふまふは舌舐めずりをする
黒まふ
ここに出てきてずっと
黒まふ
君を殺したかった
まふまふ
生憎だけど
ボクは構える
まふまふ
ボクもなんだ
黒まふ
どっちが死ぬかな
まふまふ
力は互角だと思うよ
黒まふ
そっか…
黒まふ
じゃあとりあえず殺りあおっか
まふまふ
さんせーい！
その声を合図に二人のまふまふは飛び出す
ボス
おわったぞ
そらる
…そうか
まふを見に行く
さっきと変わっていないように思える
そらる
(でもまふは記憶を取り戻したんだよな)
そらる
(頑張れよ)
ボス
電気ショックはお前がやれ
そらる
俺が？
ボス
正直したかっただろう
そらる
ばれてたか…
そらる
(俺のまふを誰にも渡したくなかった)
俺は導線を男から受けとる
そらる
帰ってこい、まふ
そして導線がまふの体に接触し少し火花が散る
手首をさわると
そらる
(脈が…ある)
そらる
よかった
ボス
さて、ここからが本題だ
男が笑ったのを俺は見逃さなかった
そらる
おい
ボス
なんだ
そらる
もしかしてお前
そらる
まふの消された記憶の内容知ってるんじゃないか？
ボス
なぜそう思う
そらる
だって
そらる
長い間会ってなかったはずのまふに機械が埋め込まれてることを知っていた
そらる
それに機械と共鳴できる物も持っていた
そらる
これは最初からわかってないとできないことだ
ボス
ほう
ボス
素人に見破られるとはな
ボス
その通りだ
ボス
俺がまふまふに機械を仕掛けた
そらる
じゃあなぜその機械を取り出そうとする？
ボス
なぜって…
ボス
まふまふにお前を殺させるためだよ
そらる
！？
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
