滅びた世界と元人間と

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何とか避けられた、が

数秒遅れて地面に物凄い衝撃が走った────────

どうやら相手には全く効いていないらしい。 むしろ攻撃した方が火傷を負ってしまったらしく、 痛そうに右手を押さえていた。

守りたかったから！！

モノクロな毛色のエーフィの瞳には、希望の光が宿った。

(みんな！聴こえるー！？)

(うん！)

(よかった...エスパーなら出、来るかなと思っ、てやって見たんだ、！)

その声は、脳に直接話しかける事... テレパシーにまだ慣れていないのか、少し途切れ途切れだった。

(それで、もしか、したらこの作戦なら、 あのブースターを倒せ、るかもしれな、いんだ！)

(それはね...)

彼は余裕そうにしていた、が...

彼の脳内に忘れかけていた｢あくのはどう｣と｢かみつく｣ の効果がよぎった。

‪”‬20%/30%の確率で相手をひるませる‪”‬

そう言うと彼女はサイコキネシスで彼の手足の動きを止めた。

‪”‬はかいこうせん‪”‬！！！

彼は誰にも聞こえないぐらい小さな声でそう呟き、目を閉じた。

その後...

彼女は氷の石の様な見た目をしている宝石を持ち、そう言った。

そして、祭壇に宝石を置いた。

そうすると、瞬く間にさっきまでの吹雪は止み、

上には青空が広がっていた。

ぐぅぅぅぅぅ...

お腹が鳴った。1人ではなく、大体6人ぐらいだろう。

そして、6人(+1人)は家へと帰って行った。