澪
澪
そう呟くと後悔と情けなさで胸がいっぱいになった
澪
澪
深いため息をつき、ベットに横になるといつのまにか寝てしまったようだ
澪
澪
思わず声をあげた先には同級生の悠太がいた
澪
澪
そう思ってたら悠太くんがこっちまで走ってきた
悠太?
澪
容姿と声はよく似ているが喋り方は私の知ってる悠太くんではなかった
澪
そう声をかけると悠太?くんは驚いたように私を見た。
悠太?
悠太?
澪
私がたずねると悠太くん?は笑いながら言った
悠太?
悠太?
澪
悠太?
悠太?
そう言ってそのキューピッドとやらはコホンと咳払いしていった
悠太?
澪
澪
私が疑っていると
悠太?
悠太?
キューピッドとやらはそういうと「人の心は繊細だからね」とつけたした
澪
悠太?
私が少しがっかりしていると
悠太?
澪
悠太?
悠太?
その言葉に心をうたれた
澪
澪
澪
キューピッドは私の言葉に少し照れていた
悠太?
悠太?
「代償」
それがどんなものなのか分からなくて思わず息をのんだ
悠太?
悠太?
悠太?
澪
思わず変な声をだしてしまった
まさかそんな容易いことだと思わなかったからだ
澪
悠太?
悠太?
キューピッドの返答に思わず笑ってしまった
澪
澪
悠太?
澪
澪
私の返事に少しホッとしたようでキューピッドは気の抜けた様子でいった
悠太?
悠太?
悠太?
澪
悠太?
悠太?
澪
なんて他愛の無い会話をしばらくしていたら時間がきた
悠太?
悠太?
悠太?
澪
楽しい時間ほど過ぎるのが早いとはこのことだ
澪
澪
悠太?
悠太?
悠太?
「頑張れ!」そう言い残すとまばゆい光とともにキューピッドはきえていった。
澪
目覚めるともうすでに朝になっていた
澪
そう言った私はふと空を窓からみた。
その空の向こうでキューピッドが笑っているような気がした。
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