瑠奈
わたしはその日
瑠奈
学校の帰りにいつもは通らない公園の中を歩いていた。
瑠奈
瑠奈
ブランコの音?
男の子
あはは…
瑠奈
こんな時間に子供の声?!
瑠奈
あれ?
瑠奈
誰もいないな。
瑠奈
おかしいなぁ
瑠奈
あ、
瑠奈
お花が置いてある💐
瑠奈
瑠奈
きぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!、
男の子
キキィ…
男の子
キキィ…
瑠奈
なにこれ!
男の子
パタパタパタ……
男の子
パタパタパタパタパタパタパタパタ……
瑠奈
何者かが付いてきてる!
瑠奈
やめて!!!!!!
瑠奈
こないで!
瑠奈
瑠奈
き、消えた?
お母さん
きゃあああああああっ!
瑠奈
どうしたのお母さん?!
お母さん
リビングぐの
お母さん
ガラスに…!
お父さん
なんだこりゃ!近所の子供が庭に入って、イタズラでもしたのか?
瑠奈
私、拭いてみるね!
瑠奈
…
瑠奈
あれ?
瑠奈
え?!
瑠奈
全然消えない!何で!!
お母さん
これ内側に付いてる…
瑠奈
ひっ!!!!!!!!!!!!!!!
男の子
あははははははははっははh
男の子
ふふふ
男の子
あははっ
瑠奈
振り返ってもそこには誰もいなかった
瑠奈
ただ、楽しそうに笑う子供達の声だけが響いていた。
男の子
きゃきゃっ
男の子
っははははははっははは
男の子
あはは
瑠奈
あの公園が出来る昔、あの場所は小さな寺子屋があったらしい。
瑠奈
だけど、火災で寺子屋にいた子供達が沢山亡くなったそうだ。
瑠奈
もしかして遊んで欲しかったのかな?