コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
これはお母さんとカラオケへ行った帰り道でのお話です。
そのカラオケ店は家から近いので、お母さんは自転車に乗り、私はその横を走っていました。
しばらく経った頃、私は急に走れなくなりました。
脇腹が痛かったり、息切れしていた訳ではありません。
お母さんは私を見つめると、真剣な表情で背中をさすったり、叩いたりし始めました。
そして少しの間
お母さん
と背中を叩き続けていましたが、私を見て
お母さん
と言いました。
お母さんは霊感が強いので、霊がついたことが分かったのです。
その後は、また走れるようになりましたが、今度はお母さんの左肩が急に痛みだしました。
どうやら私から出た霊が、お母さんの体についてしまったようなのです。
家に帰ってから体中に塩をまくと、それからは私もお母さんも普通に戻りました。
帰り道のどこかにさまよっていた霊の仕業だと思います。
作者
作者
作者
美香乃
美香乃
美香乃