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最近少し気持ちが落ち着きました
なので少し書いてみようかなと思いました
by翔真
その頃はまだ今より色々なものが発達していなくて
簡単に言えばポケベル時代かな
結衣
結衣
結衣
みたいな連絡が入ってました
ちなみに結衣は僕の4歳年上の彼女です
翔真
毎日これを続けていました
ある日僕はめんどくさくて(忙しくて)挨拶を送りませんでした
彼女からも連絡は来ませんでした
朝連絡をしなかった反省をかねてご飯を食べに行こうと思ったので連絡をしました
翔真
翔真
珍しく返信がなかなか来なくて
少しいらだっていました
そんな時
結衣
不在着信
翔真
もう1度かかってきたので、でてみようと思いました
電話は結衣の親からでした
結衣
通話
04:03
翔真
それは結衣が交通事故にあったという連絡でした
しかも意識不明
ニュースになるぐらい大きなものでした
電車に乗りながら
翔真
なんてこと考えていました
きっと病院についたら目を覚ましていて
いつもみたいに笑顔で笑ってくれると
病院について
翔真
家族一同
この言葉を聞いて初めてことの重大さに気付かされたというか我に返ったというか
自分の考えがいかに甘かったか
思い知らされました
翔真
結局意識は戻らず
医師
翔真
家族一同
次の日
家族一同
医師
翔真
医師
家族一同
翔真
翔真
彼女は眠っているようでした
次の日
医師
結衣が手術をしている間は買い物に行くことにした
頭の手術をしなきゃいけないなら髪の毛を切らなきゃいけない
ニット帽をかった
結衣に似合いそうな
街中の人
まちの中の人
通りすがる人の声をきくと自分は別世界にいるような気がして
泣いてしまった
街の中なので止めようと思っても
止まらなくて
顔がぐちゃぐちゃになるぐらい泣いた
もしかしたら次は無いかもしれない
安ぽっいが指輪も買った
目を覚ましたらプロポーズしよう
医師
結衣父
翔真
医師
結衣父
医師
翔真
医師
医師からの話は
本当は病院に運ばれた時点でもう間に合ってはいなかった
今は心臓を機会で無理やり動かし体の状況は悪い方向に向かっている
いわば今の状況は家族へ心の準備をさせるためという
内容でした
翔真
結衣父
医師
結衣父
医師
その日は結衣のお父さんとおふろにはいりました
仕事の話やらなんやら特に用もない話でした
でもどうしても聞きたいことがあったので聞いてしましました
翔真
なんでそんな時に聞いてしまったのか
お父さんはうなずくだけでした
次の日個室に行ってみると
心拍数などがわかる機会も置いてあって
家族一同
家族一同
翔真
家族一同
翔真
次の日
午後からだんだん心拍数が下がり始めました
そして
ピーピー
医師
家族一同
家族は泣きだしました
その時
ギュッ
翔真
ギュッと腕を掴まれたのです
変な声を出してしまっていたに違いないのですが…
結衣母
この時最後まで僕に結衣の手を繋がせてもらっていたのに感謝しました
今考えてみればただの死後硬直にすぎないのですが
その時の言葉に僕は救われたのではないでしょか
今までは彼女の方が年上でしたが
今は僕の方が年上です