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僕は世界で一番馬鹿だ
思い込みじゃない。きっと本当の事だ
僕は世界で一番阿保だ
思い込みじゃない。これも本当の事。
僕は世界で一番ゴミだ
これはもう当たり前の事。
だって何もできないのだから
ゆう
いつもそう呟く
こんな僕はなぜ生まれてきたのだろう
ああそうか。
僕が生まれてきたのはただの「偶然」にすぎないことか
ゆう
学校
クラスメイトA
まなと
クラスメイトA
まなと
まなと君は両手足がないのに成績も優秀だし、
何より…
みんなの人気者だった
ゆう
いつも僕は羨むばかりだった
ゆう
家
ゆう
母(さとみ)
母(さとみ)
ゆう
ゆう
母(さとみ)
ゆう
僕は母と父の事を「母さん」「父さん」と呼んではいけないらしい
僕がゴミ以下の存在だから
寝る前
僕は決まって言うことがある
黒猫のベルに
ゆう
と、話しかけるが
やはり
ベル
仕方ないか
猫だもの
僕は一言言ってから目を閉じた
ゆう
朝
パチッパチッ
ゆう
その光景を目の前に僕は言った
ゆう