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今更気づいた
赤ずきんくんは
私と偶然に出会って
私のことを偶然知ってて
偶然に馴れ馴れしい態度。
今までどうして気づかなかったんだろう
私は赤ずきんくんのことを知らない
赤ずきんくんは私のことを知ってる
私はなんで赤ずきんくんを受け入れた?
私は赤ずきんくんのことを知らない
なのに
浅い情報で知ったつもりでいて
こうやって隣にいる
これって非常に
危なくないですかぁぁ!!?
そもそも!なんでいいまで受け入れてたの!!
もう私のバカバカ!!
赤ずきんくん
サヤ
今日こそ暴いてやる
赤ずきんくんの事を!!
サヤ
サヤ
まずは優しい質問から
赤ずきんくん
赤ずきんくんは疑う顔で私を見つめる
サヤ
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
そういって赤ずきんくんは寂しく微笑んだ
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
サヤ
サヤ
よし!質問を変えた!!
赤ずきんくん
よしよし!!答えてくれそう!!!
赤ずきんくん
ニパァと笑う赤ずきんくん
サヤ
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
ガッカリした
いいよといったのに覚悟ができたら?だって
覚悟がいるほど過激なのか
いま言えないほど重大なのか
まだ情報がないからわからないが
きっといつかわかるだろう
赤ずきんくん
サヤ
散歩それは
赤ずきんくんと偶然!出会った森のルートを通る散歩
赤ずきんくんはこれが気に入ったみたいでいつも
散歩♪散歩♪といってる
しかし私はあまり好きではない
タイプでない赤ずきんくんと出会い
巨人に殺されかけ
という悲劇の思い出しかないからだ
それにめっちゃ不気味だし!?
赤ずきんくん
サヤ
少し迷ったが行くことにした
あの森は不気味で
巨人がいて
赤い頭巾の少年と出会った場所だが
何か可能性を感じた
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
目の前にはあの不気味な森
ではなく光り輝いた
神秘的な森だった
この前まで不気味で中に入る事を拒んだが
今は引き込まれるほど入りたくなった
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
私は赤ずきんくんに笑顔を向け森に顔を向けた
入りたい
この森に
まるで誘われているような
引き込まれているような
そんな感情が思い浮かんだ
赤ずきんくん
サヤ
綺麗
生物がいない森だったのに
今は植物や動物が集っている
サヤ
あの赤ずきんくんが眠っていた場所は
一番輝いて見えた
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
私が興奮して前へ足を運んだその時
グギッ
何かを踏んだ
サヤ
それは綺麗な
靴だった
赤く染まっていて
赤い靴に見えたが
よく見ると元は白い靴だったみたいだ
赤ずきんくん
赤ずきんくんが近づく
サヤ
サヤ
私は赤く染まった靴を赤ずきんくんに見せた
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくんが私から靴を奪い取ろうとする
これは赤ずきんくんにとって大切なものなのか
かなり焦って靴に飛びかかる
きっと赤ずきんくんの事を知る
アイテムで
機会でもある
私はサッと避け
赤ずきんくんに
サヤ
少し不気味
赤い染みが血に見えてしょうがないからだ
赤ずきんくん
サヤ
サヤ
赤ずきんくん
よし聞ける!!
そう思った瞬間だ
脳裏に電気が流れる
サヤ
赤ずきんくん
まるで溶けて行くように
視界が塞がれ
意識が朦朧とした
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
私の名前を呼ぶ赤ずきんくんの声で記憶が途切れた
サヤ
意識も戻り、視界も正常だ
サヤ
だが少し頭が痛む
意識は戻ったがまだ朦朧としていて
気を抜けば倒れそうだ
???
サヤ
何今の声
あっちの方から聞こえたって
ここはあの森!?
それより今悲鳴が聞こえた?
???
サヤ
誰かが困ってる
私が行かなきゃ!!
私は草をかき分け
声の方へと足を運んだ
やっと声のする方へ行けたと思ったその瞬間
視界に飛び込んだ景色に私は言葉を失った
サヤ
目の前には
白い頭巾を被った
三つ編みの女の子が
倒れていた
所々から血を流し
白い頭巾は真っ赤に染まっている
そこに立っている
狼みたいな耳が生えた
少年?がいた、もしかして殺した!?
サヤ
???
白い頭巾の少女は指一本たりとも
動かさなかった
もう殺されちゃったのかな
私はヒトが死んだ瞬間を初めて見て
目に涙が浮かんだ、恐怖なのか悲しみからなのか分からなかったが
サヤ
拭いても拭いても溢れ出てくる
サヤ
お願い止まって涙
涙のせいで視界は歪んだ
景色は歪み
脳裏は痛み
視界は閉ざされていった
覚えているその前に
少年が振り返った
少年の顔は
赤ずきんくんにそっくりだった
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