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実話 “倉庫”

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実話 “倉庫”

1 - 実話 “倉庫”

♥

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2018年02月08日

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これは、私が実際に体験した怖い話です

プライバシー保護のため、仮名のA子、B子として書かせていただきます

それでは、ごゆっくりとお楽しみください

B子

そういえば、うちの学校って七不思議とかあるっけ?

A子

うーん

A子

ありそうだけどね

B子

でもさ、あの倉庫の話って七不思議なのかな?

A子

一応そうなんじゃないかな

私が当時通っていた学校では倉庫にまつわる怪談があり

倉庫に赤い看板があり

その看板を見たものは呪われると

児童の間では噂されていました

B子

てか、呪われるって具体的にどうなるんだろうね

A子

さぁ?

A子

死んじゃうんじゃない笑

B子

まじかー笑

B子

てか、そんな話してたらトイレ行きたくなった!

A子

行ってらー

B子

え?A子こないの?

A子

え、行かないけど

B子

えー、来てよ~!

B子

あのトイレ、倉庫の近くだし怖いんだもん!

A子

はいはい、行きますよ

B子

絶対待っててね!

A子

もー、分かってるよ

その時、さっきA子が言っていた

“倉庫の話”

が頭をよぎりました

A子

(今なら、B子はトイレに行ってるし…)

A子

(周りに誰もいない)

A子

(よし、倉庫を覗いてみよう)

と、私はほんの好奇心から倉庫を覗いてみました

すると…

A子

(あれ、全然普通じゃん)

中には赤い看板など、見渡してもなかったのです

私はやっぱりガセネタか

と、ガッカリしながら扉を閉めようとしました

B子

スッキリした~

B子

あれ、A子

B子

何見てんの?

と、倉庫を覗いているところをB子に見られてしまいました

私はまた、ほんの出来ごころから

B子に嘘をついてみることにしました

A子

ねぇ、B子…

B子

ん?

B子

どうしたの?

A子

見ちゃった…

B子

見ちゃったって…

B子

何を?

A子

赤い、看板…

B子

えっ!?

この時、B子がとても驚いていたのを覚えています

B子

え、A子…

B子

死んじゃうの…?

と、ここでネタばらしをしようかと思いましたが

もう少し粘ってみようと

まだ嘘をついてみました

A子

…わかんない

A子

どうしよう…

B子

で、でも大丈夫だよ!

B子

たまたま赤い看板だっただけで

B子

それが例の看板とはわかんないんだし!

A子

…そうだよね

B子

うん!

B子

じゃ、教室に戻ろ!

A子

あ、うん…

結局その日は

嘘をついていることをばらさず

次の日に言えばいいと思っていました

A子

やっほー!

B子

あ、おはよう

A子

あれ?元気ないね

B子

うん…

私はこの時、お腹でも痛いのかと思っていました

B子

実はね

B子

さっき

B子

A子が見てた例の倉庫、見てみたの

A子

ほー

B子

それでね…

B子

私も赤い看板、見ちゃった…

A子

え!?

この時、B子が言った言葉に酷く驚きました

しかし、私は

B子も嘘をついているのだろうと

脅かそうとしているのだろうと

そう思っていました

A子

もー、B子ったら

A子

嘘なんかついちゃって!

B子

嘘じゃないよ…!

A子

でも、私は嘘だよ?

B子

え?

A子

あれね、B子を脅かそうとしてね…

B子

でも

B子

私、ちゃんと見たんだよ!

この時のB子の目は

とても嘘をついているとは思えず

目が潤んでいました

A子

ほ、本当…?

B子

だから、本当だよ…

A子

B子

B子

どうすれば…いいの

と、言い

B子はわっと泣き出してしまいました

…これで一応、私が実際に体験した怖い話は終わりです

あの後B子はというと

悲惨な恋愛体験をしてしまいました

みなさんも

好奇心で怪談や七不思議を試してみるのはやめておきましょう

その身になにが起こるかは分かりませんので…

ちなみに私の祖母の友達も

一応、同じような体験をしております

好奇心からやってみることには

必ずといっていいほどリスクがあります

皆様、お気をつけくださいね

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