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慳斗
あのさ、
裕太
ん？どした？
慳斗
俺の趣味…知ってるだろ？
裕太
ああ。てか、趣味じゃねーだろ。オタクだろ？
裕太
ナイフオタクww
慳斗
そう。俺ってオタクだろ？
んで、俺ね、昨日めちゃくちゃ気に入ったナイフがあるんだけどさ、
んで、俺ね、昨日めちゃくちゃ気に入ったナイフがあるんだけどさ、
裕太
おう。
慳斗
そのナイフの切れ味を知ろうと思ってさ。
裕太
どうやって？
慳斗
大事な人を殺そうと思ってさ
裕太
は！？
慳斗
だから、まず、家族からにしようかなって思ってるんだけど
慳斗
どう？
裕太
どうって…
慳斗
んじゃあまずは、お母さんから！
裕太
おい！止めろよ！おいってば！
裕太
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不在着信
裕太
不在着信
裕太
不在着信
裕太
くそ…出てくんねー…
裕太
マジかよ…
次の日
慳斗
裕太、お母さんさ、めっちゃ泣いてた。何でだろ？
裕太
お前さ…自分がやったこと分かってんの？
慳斗
は？
裕太
お前、母ちゃんを殺したんだぜ？
裕太
少しは反省しろよ
慳斗
なに言ってんだよ
慳斗
俺はナイフの切れ味を試そうとしただけだぜ？
裕太
じゃあ、何故母ちゃんが殺されたんだ？
慳斗
それは…
裕太
な？少しは反省出来るだろ？
慳斗
俺…
裕太
ん？
慳斗
もう一回、ナイフの切れ味を試そうと思う。
裕太
お前、反省してんの！？
裕太
一人殺したんだぜ！？
慳斗
大事な人…
裕太
おい！
慳斗
んー…
裕太
しっかりしろよ！
慳斗
…裕太にしよっかな。
裕太
え…
慳斗
まずはお前の家の場所知らなきゃだな。
裕太
は？
裕太
え？
慳斗
今から電話するから教えて。
慳斗
不在着信
慳斗
不在着信
慳斗
不在着信
慳斗
不在着信
慳斗
不在着信
慳斗
不在着信
慳斗
んだよ…全然返事してくんねーじゃん。
慳斗
返事してくんねぇから
慳斗
来ちゃったじゃん。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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