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こんにちわ
生きるか死ぬか
という状況に置かれたヒロイン(予定)
サヤです
私が道に迷っていたら
赤ずきんと名乗る人間に出会い
巨人にも出会い
危険物の鎖を外そうか
迷っています
赤ずきんくん
サヤ
巨人ノワール
サヤ
サヤ
私は勢いよく鎖を
砕いた
鎖はもろかったのか
パキンと音を立て
砕けた
もう
どうにでもなっちゃえ!!!
巨人ノワール
巨人の鉄槌が私に迫る
サヤ
死んじゃうの!?
私は目を瞑った
瞬間に体が浮く感覚を得た
赤ずきんくん
瞑った目を開いた
赤ずきんくん
サヤ
巨人ノワール
巨人は唸り声を上げる
まるで
犬が脱走したぞぉぉ!!
と言ってるみたい
赤ずきんくん
赤ずきんくん
巨人ノワール
巨人は赤ずきんと名乗る少年に目を向けた
赤ずきんくん
赤ずきんくん
巨人ノワール
巨人ノワール
巨人の鉄槌が赤ずきんと名乗る少年に振りかざした
赤ずきんくん
赤ずきんくん
少年はサッとよけ
巨人の腹にナイフを
突き刺した
巨人の腹の部分は崩れる
巨人の岩よりも硬いナイフなのか!?
巨人ノワール
赤ずきんくん
巨人は崩れそのまま普通の岩になった
サヤ
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
すっかり怯えきった私を
少年は優しく
抱きついた
赤ずきんくん
サヤ
一瞬で私の頬は真っ赤になった
サヤ
隣にあった水を少年にかけた
赤ずきんくん
びしょ濡れの少年を見て私は
やってしまったという気持ちでいっぱいになった
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
サヤ
サヤ
少年は黙り込んだ
赤ずきんくん
サヤ
いつもって…
初対面なんですけどぉぉぉお!!!
サヤ
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
ん?
何か忘れているような
んん!!?
私って今
迷子だよねぇぇぇぇぇぇ!!?
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
うわっ
どうしよう…
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
毎回の意味はわからないけど
サヤ
図星すぎてショックが大きい……
赤ずきんくん
少年は私の手を取り
迷いもせず進んだ
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
仕方なく私は
少年の後についた
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
サヤ
赤ずきんくん
少年は自分が羽織っている
赤い頭巾を見る
赤ずきんくん
前?
私とおんなじことを言った人がいるのかな?
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
サヤ
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
ぐいっと赤ずきんくんの顔が近づいたため
私は驚いた
それから少し距離をとった
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくんは私に近づくが
私はそれを避ける
何よ本当馴れ馴れしい……
赤ずきんくん
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
目の前には私の家
本当に着いた
サヤ
赤ずきんくん
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
自分ちじゃないのに何でこんなに
馴れ馴れしいんだ!!
サヤ
まま
まま
赤ずきんくん
サヤ
サヤ
サヤ
水!!水を忘れて来たぁぁ!!!
まま
サヤ
赤ずきんくん
サヤ
サヤ
まま
ままは奥の部屋からふっかふかのタオルを持って来た
赤ずきんくん
それに赤ずきんくんは頬を擦りつけた
まま
まま
ままが赤ずきんくんの頭巾に触れた瞬間
赤ずきんくん
赤ずきんくんの手がままの手を捉えた
サヤ
赤ずきんくん
と表情が緩み笑顔になる赤ずきんくんはよそに
表情が硬くなるまま
喧嘩はしないでほしいな
祈るばかりである
まま
少し睨んだ様子で赤ずきんくんを見届けると
そのままキッチンへ戻った
サヤ
私は赤ずきんくんに近づいた
赤ずきんくん
赤ずきんくん
サヤ
ならなんでここに来たのよぉぉ!!
赤ずきんくん
赤ずきんくん