後悔してからじゃ遅い 後編

つばさがお母さんに連れられたとき

私は悟った

あぁ、私もうだめなんだな…

喘息って、気管支の炎症が慢性化？されることによって気道が過敏となり

気道が細くなることによって発作的な喘鳴、咳などを起こす症状なんだって

喘息の発作の時はこれらの症状が激しく現れて、

死んじゃう人もいるんだって

私ももうすぐその死んじゃう人に加わるのかな

ーつばさとももの母の会話ー

ーももの病室にてー

ガラガラ

つばさ、なんか変

やっぱり私…

やだ…

死にたくない…

もっともっとつばさと話したい…

つばさと一緒にいたいよ…

ギュッ

つばさに抱きしめられながら大泣きした

今までにないくらい泣いた

いっぱいいっぱい泣いた

もう、目がカラカラだよ…

やば…

苦しい…

今までにないくらい苦しい…

あぁ、もう死んじゃうんだ

薄れていく意識の中で

必死に話した

私は薄れていく意識の中で

皆に聞こえるか聞こえないかの声で

ーー１０年後ーー

そう、ももが言ったように聞こえた