先輩へLINEを送ってから2週間
返信は未だに帰ってこない
やっぱり嫌われちゃったのかな…
今日の学校帰り、えりか先輩と一緒に帰っている木村先輩を見た
最近学校では、えりか先輩と木村先輩が付き合い始めたという噂が広まっている
木田ひなこ
木田ひなこ
家に着いた私は、すぐにベッドに横になる
木田ひなこ
木田ひなこ
「会いたいです」と送った先輩へのLINEは、まだ未読
ブロックされたのかな、と考える
木田ひなこ
木田ひなこ
木田ひなこ
私が机に向き合おうとすると
ひなこ(母)
木田ひなこ
ひなこ(母)
私は急ぎ足で階段を降りる
木田ひなこ
ひなこ(母)
お母さんは私が先輩へのお弁当を詰めていたお弁当箱を手に持って、私に見せる
ひなこ(母)
先輩との思い出が詰まったお弁当箱
でも…
木田ひなこ
ひなこ(母)
ひなこ(母)
木田ひなこ
木田ひなこ
そのまま私は時分の部屋へ帰った
いつまでも先輩のこと考えてちゃダメだ
早く忘れなきゃ
翌日
私は制服のポケットに手を入れると、なにやら紙が入っていた
その紙を開くと、木村先輩の字で、メッセージが書いてあった
きっと私たちが付き合ってた時の手紙
涙が止まらなかった
木田ひなこ
木田ひなこ
私は昼休み、まいとりんかに相談した
先輩にもう一度告白する、と
今回は罰ゲームではなく本気で告う、と
まいとりんかは笑顔で私の背中を押してくれた
ほんと、最高の親友だ
大城まい
宮野りんか
木田ひなこ
木田ひなこ
私は2人のピースして、先輩との待ち合わせ場所に向かった
待ち合わせと言っても、先輩の靴箱に手紙を入れただけだけど
来るかどうかはわからない
でも、もし来てくれたら、ちゃんと告白しよう
そんな気持ちで私は先輩を待った
木村ひろと
久しぶりに聞いた先輩の声…
だけどすぐ分かった
木田ひなこ
木田ひなこ
私は先輩に軽くお辞儀する
木村ひろと
深呼吸して、話そうとしたら
水戸えりか
水戸えりか
えりか先輩は息を切らして走ってきた
木村ひろと
木田ひなこ
木田ひなこ
水戸えりか
水戸えりか
もう一度深呼吸する
木田ひなこ
木田ひなこ
木田ひなこ
木田ひなこ
木田ひなこ
木田ひなこ
木田ひなこ
先輩は私の話を静かに聞いてくれた
木村ひろと
水戸えりか
水戸えりか
木村ひろと
木村ひろと
水戸えりか
水戸えりか
水戸えりか
えりか先輩は泣き出してしまった
木村ひろと
木村ひろと
木村ひろと
信じられない…
木村先輩は私が好き…?
木田ひなこ
木村ひろと
木村ひろと
木村ひろと
木村ひろと
水戸えりか
水戸えりか
木村ひろと
木村ひろと
木村ひろと
水戸えりか
水戸えりか
木田ひなこ
木村ひろと
水戸えりか
水戸えりか
えりか先輩は泣きながら帰っていった
本当はそんなに悪い先輩じゃないんだな、と思った
私と同じように、ただ木村先輩が好きなだけなんだ
木村ひろと
木田ひなこ
木村ひろと
木村ひろと
木田ひなこ
木村ひろと
木村ひろと
木村ひろと
木村先輩は私を優しく抱きしめてくれた
やっと私の想いが先輩に届いた
本当に幸せだった
木田ひなこ
木田ひなこ
木村ひろと
木村ひろと
木村ひろと
木田ひなこ
私は先輩にLINEのトーク画面を見せる
木村ひろと
木村ひろと
木村ひろと
木田ひなこ
木田ひなこ
木村ひろと
木田ひなこ
木村ひろと
木村ひろと
木田ひなこ
私と先輩は手を繋ぎながらしばらく話し込んだ
そして、手を繋いだまま、一緒に帰った
それから1ヶ月後
木村ひろと
木田ひなこ
木田ひなこ
木村ひろと
木田ひなこ
木田ひなこ
木村ひろと
木田ひなこ
木村ひろと
木村ひろと
木田ひなこ
木田ひなこ
木田ひなこ
木村ひろと
大城まい
大城まい
木田ひなこ
大城まい
大城まい
木村ひろと
木田ひなこ
私とひろとは仲良くやってる
まいとりんかも私たちを祝福してくれた
木田ひなこ
木村ひろと
大城まい
あの時、罰ゲームの時、来てくれたのがひろとで良かった
あの時、ゲームに負けたのが私で良かった
あの時、自分の気持ちを正直にひろとに伝えられて良かった
あの時、ひろとのことを好きになって良かった
あの時、ひろとのことを大好きになって良かった
私はひろとと出会うことが出来て、本当に良かった!
ひろとと出会えたことが、私の幸せだと心から思うことができる
高校卒業後、私とひろとは、結婚したとかしてないとか
あとはご想像にお任せします♡
【END】