/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
涼平
/s/[storyId]/_components/chat-script-render/op/miss-call/assets/call-miss.da4ebd87e4b3bbc2.png)
不在着信
涼平
もしもし？
佳乃子
電話でいうことでしょ、それ
涼平
お前が出ないからだろうが
佳乃子
ごめん、怒んないで
涼平
今どこにいるんだ？
佳乃子
……家だけど
涼平
佳乃子
どうしたの？
涼平
佳乃子、逃げろ…
佳乃子
え？
涼平
俺、電話した記憶ない
佳乃子
だって、さっき…
涼平
いいから、はやく。そこから離れろ‼︎
佳乃子
わかったけど…
涼平
行き先を書くな
涼平
何をするかわからない
佳乃子
誰が？
涼平
今度、説明するから
涼平
今は逃げろ！
涼平
佳乃子
涼平？
涼平
もう大丈夫だ
涼平
今どこにいる？
佳乃子
あなた、涼平じゃない
涼平
俺？
涼平
涼平じゃないなら、誰？
佳乃子
そんなの知らない！
涼平
あ、見ーつけた
涼平
そこ動かないでね
涼平
すぐ行くから
佳乃子、走って逃げる
角を曲がると涼平がいた
佳乃子
あ、涼平！
涼平に駆けよる
佳乃子
ね、どうしたの？
佳乃子
携帯取られたとか？
涼平
ううん。違うよ
涼平はポケットから携帯を取り出した
佳乃子
涼平？
涼平
俺は、涼平じゃない
佳乃子
嫌、
佳乃子
やめて
涼平
涼平、俺が別れさせてやるよ
涼平
チャラいよな
涼平
こうすりゃやり放題だ
涼平
もう1人の俺なんていないんだよ、本当は
涼平
不在着信
涼平
もしもし？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
