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昔々、ある所にそれはとても美しい人魚がおりました。その人魚は海の底にひっそりと住んでおり、なんでも、人間の願いを叶えると話があり、多くの人々が人魚の所まで行こうとしました。ですが、人魚がいるのは海の底、行けるはずがありません。でも不思議なことに数人は人魚に会ったと、願いを叶えてもらえたと言ったのです。ですが、人魚に会って数日後に行方不明になる事が相次いで起こるようになったのです。

少年B

って、話知ってるか?

少年A

あぁ、あれだろ昔に、人魚に攫われた、殺されたってやつ、まぁどうせ、昔話だし、本当とは限らねぇよなぁ

少年B

それがさ、この町のすぐ近くに泉があるだろ?そこ昔人魚がいたって所らしいんだ

少年A

まじ?俺あそこでよく遊んでたんだけど…怖…

少年B

まぁまぁ、最後まで聞け、噂で聞いたんだけど、夜中の、2時22分にその泉に行くと人魚に会えるらしいぜ

少年A

まじかよ、あ、まさかB行く気か?

少年B

もちろん、行くに決まってるだろ!綺麗な人魚に会えるんだぜ?!このチャンス見逃すわけにはいかない!

少年A

そうかよ、ちなみに俺はパs

少年B

Aは強制参加だからな!あと、Cも連れてくか

少年A

は?!いやいやいや、俺んち厳しいし夜中に行くとか許してくれねぇって!

少年B

こっそり抜け出すんだよ、1時頃出ればバレねぇって

少年A

でも、それで母さんに見つかったら1週間外出禁止になるし…

少年B

じゃ、Aの秘密皆にばらすわ

少年A

俺の秘密?!

少年B

昔俺と遊んでた時におしっこ我慢して遊んでて、気づいたら漏らしてたやつ、覚えてるだろ?大泣きして、この事はままに内緒にしてぇ〜って

少年A

お、覚えてねぇし…てか、昔の話掘り返してんじゃねぇよ!!

少年B

んじゃ、Aの母ちゃんにばらすわ

少年A

わかった、わかったから母さんには言わないでくれ…昔のことでも怒る人だから…怖えんだ…

少年B

よっしゃ、決まりだな、1時半頃泉の近くの公園に集合な、遅刻すんなよ!じゃ、また後でな!

少年A

お、おう…またな

数時間後

少年A

よし、母さんと父さん寝たし…そーっと窓から出るか…先にトイレ行ってから行くか…

数分後

少年A

おまたせ…

少年B

おせーよ、寝てたかと思ったじゃん

少年C

こんばんは、A君

少年A

あ、Cじゃん、Bに無理矢理連れてこられたんだろ、可哀想に…

少年C

ふふ、大丈夫

少年B

俺を無視すんな!!

少年A

あ、すまん、お前のこと忘れてたわ

少年B

むっきー!!

少年C

B君、落ち着いて、近所迷惑になっちゃうでしょ

少年B

わ、悪い

少年C

全く、ほら泉に行くんでしょ?

少年A

早く行かねぇと、時間過ぎるだろ

少年B

二人して言うな!!ばーか!一回言われれば分かるわ!!

少年A

はいはい

少年C

そうだね、B君は一回言えば分かるもんね

少年B

C!バカにすんなよ!!ほら!行くぞ!

10分後

少年B

よし、着いた、A、今何時だ?

少年A

えーっと…2時14分

少年B

あと…8分か…暇だな

少年C

しりとりでもする?

少年C

ちょっとは暇を潰せると思うし

少年B

そうだな、んじゃ、しりとりのりからな!

少年A

んー…リス

少年C

す、スイカ

少年B

カラス!

少年A

…すずめ

少年C

めだか

少年B

かもめ!

少年A

明太子

少年C

校歌

少年B

また、か!?

少年B

え、えっと…貝!

少年A

少年C

しか

少年B

おい、C!わざとか!?なんでそんなに、か、ばっかやるんだよ!

少年C

あ、ごめんね、気づかなかった…決してわざととかじゃないよ

少年B

お、おう…それならいいんだけどよ…それより、あと何分で22分になる?

少年A

あと、1分だな

少年B

どんだけ綺麗な人魚なのか、楽しみだな

少年A

ここまで来たら顔も見たいな

少年C

しっ…もう22分だよ、声潜めて

少年B

(コクコク)

少年A

あぁ…

ザバッと泉の方から音がした、月の逆光から顔は見えなかったが、体のラインははっきりと見えていた、上半身は人間なのに、下半身は魚、誰がどう見ても人魚だった、3人とも息を飲む、そこへ人魚の元へ1匹のネズミがやってきた、人魚はそれを手に乗せる、次の瞬間、大きな口が出現しネズミをひと口で口の中に入れた。バリボリグチャバリ…ネズミの骨を砕き肉を断つ音。最初の方に聞こえたネズミの鳴き声はもう聞こえない。

少年B

ひっ…

人魚

…おや…お客人かえ?これはお見苦しい所を見せたのう

少年B

ば、バケモノ…ッ

人魚

カカッ、最近の男子(おのこ)は素直じゃな

少年C

に、人魚さん、出会ったばかりで不躾ですが『人魚に会うと願い事を叶えてくれる』という噂を聞いたのですが、本当でしょうか?

人魚

ふむ、あながち間違いではないぞ、遥か昔、数人の願いを叶えたからの

少年C

では、本当なのですね、もうひとつ聞きます、『叶えてもらった者は数日後行方不明になった』これはどうでしょうか?

人魚

それは…知らぬ、妾は願い事を叶えただけじゃ、その者達が行方不明になるなんて知りもせんよ

少年C

そうなんですね、もしかしたら昔の人々は貴女が見目麗しいお姿だからもう1度会いたくて海に行ったのかもしれませんね

人魚

妾の事をまだ褒めてくれる人がおるとは、優しき男子よ、気に入った、願い事はなんじゃ?微々たるものだが叶えてみせよう

少年C

僕はいいです、生憎願い事は自分で叶えたい性分なので

少年C

ですので、BとAの願い事を叶えてあげてください

少年B

(Cがなんか大人に見えるわ…)

少年A

(わかる、なんで俺達と絡んでるのか時々分からなくなるわ)

人魚

ふむ、良かろう、して、そこの男子2人、願いは?

少年A

あ、えっと…門限をせめて6時に延ばすことできますか?うち厳しくて5時までしか遊べないんです…

少年B

俺はもちろん、母ちゃんのご飯が美味しくなるように!何やっても焦がすし不味いからな!

人魚

これこれ、自分の母親を悪くいうものではないよ、だが二人の願いたいことは分かった、今日帰ったらきっと変わっているであろう

少年A

ありがとうございます!

少年B

ありがとう!

人魚

カカッ、礼を言われることはしてないさ、さぁ、夜も遅い家に帰りな

少年C

えぇ、ありがとうございました、では、さようなら

少年A

さようなら人魚さん!

少年B

じゃあな!

人魚

嗚呼、さようなら

2日後

少年C

最近どう?何か変わった?

少年B

おう!母ちゃんの飯が美味くなった!焦げてないし、普通に美味い!人魚ってすげぇな

少年A

だね、俺の門限も6時までになってた

少年C

そっか、よかったね

少年B

よっしゃ、今日はギリギリまで遊ぶぞ!!

少年A

おう!もちろん!!

少年C

…ごめん、僕ちょっと調子悪くて、先に帰るよ…

少年A

大丈夫?

少年B

大丈夫かよー、さっさと元気になってまた遊ぼうなー!

少年C

うん、じゃあまたね…

数日後

少年C

…怖いね…僕も気を付けないと、ね、お鈴

人魚

そうじゃのう…それにしてもこの前は吃驚したぞ、急に昔馴染みが此処に来たというのに白々しく出会ったばかりなど、それこそ不躾じゃ

少年C

仕方ないでしょう?あの二人の手前、お鈴久しいね、なんて言えないでしょう?

人魚

む、それもそうか…

少年C

というより、感謝してよね、あの二人と友達になるの面倒だったんだから

人魚

それは感謝しておるぞ、元気な子供の肉は柔らかいが歯ごたえがあるからの、しばらくは持ちそうじゃ

少年C

はいはい、それは何より

人魚

しかし、いつまで経ってもお前の姿は変わらないのう、いや、顔つきは少し変わったかこの時代の顔じゃな

少年C

そりゃ、昔の顔のままだったら馴染めないからね、ちょっとばかし顔は変えてるさ

人魚

まぁ、そんなことは良い、しばらく妾は寝るぞ、起きるのは十年後じゃその時また食べ物を用意しておくれ

人魚

それじゃ、おやすみ

少年C

えぇ、おやすみお鈴、僕も少しばかり寝ます

少年C

…っとその前にこれを見ている貴方、貴方ですよ、画面越しで見ていますが、いつかは貴方が次のエサになるかもしれませんよ

少年C

それではおやすみなさい

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