わたし
ヒロシ、まだ起きてるか?
ヒロシ
ヒロシ
うん、パパ、
まだ起きてたよ
まだ起きてたよ
わたし
お前、ママが怒ってたぞ
ヒロシ
え、
ヒロシ
なんて?
わたし
またゲームばっかりで、全然勉強も宿題もやってないんだってな
ヒロシ
う〜ん、
ヒロシ
分かってるよ、明日やろうと思ってたとこだよ
わたし
お前なあ、、
わたし
昨日もそう言ってたじゃないか!
ヒロシ
ヒロシ
え、
ヒロシ
そうだっけ?
わたし
そうだっけ、じゃないだろう
わたし
いいか、ヒロシ
わたし
かの有名な、伊藤博文はなあ、
わたし
お前と同い年くらいの頃も、それはそれは真面目な少年でなあ、
わたし
夜になってもお月様の明かりで勉強してたんだぞ。
ヒロシ
ヒロシ
パパ?ひとつ言っていい?
わたし
ん、なんだ?
言ってみろ
言ってみろ
ヒロシ
ヒロシ
伊藤博文はパパと同い年の頃には、総理大臣になってたよ。
わたし






