TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

連鎖…

一覧ページ

「連鎖…」のメインビジュアル

連鎖…

1 - 連鎖…

♥

940

2017年10月23日

シェアするシェアする
報告する

私は、殺された…

誰に殺されたかって?

通りすがりの幽霊にだよ

1ヶ月前

なおみ

この地域には、山神の連鎖って呼ばれる都市伝説があるんだって

ふーん 都市伝説ねぇ

で、どんな?

なおみ

なんかね幽霊に選ばれた人は呪い殺されて

なおみ

殺された人が幽霊になって
次の人を選んで殺すっていう内容らしいよ

へぇ〜

まぁ 私、夢とか無いし死んでもいいかなw

なおみ

ちょ 何言ってんのよ

なおみ

本当に来ちゃうよw

なわけw

1時間後

自宅にて

あ、ああ、…

幽霊

お前、、死に、、たいんだな

あ、…いや、

幽霊

れ、ん、さ…

あぁああぁああー!

1日後

私は、どうすればいいんだろう…

ただひたすら

町を歩き続けた…

人は、私を避けずに

歩いている

やっぱり、私のこと見えないんだ

私は、独り、なんだ

どこに行けばいいんだろう…

自然と涙が溢れた

孤独の悲しさが溢れた

なおみ

ねぇ…

突然の声に、驚き 振り返った

なおみ…

私の事が見えるの?

なおみ

ごめんね 言ってる事はわからないけど

なおみ

あなただよね?

そうだよ! 私だよ!

なおみ

少しだけど感じるよ

本当? 完全に消えてなかったんだ

なおみ

言いたいこと 何かに書くことできる?

そういえば やったことなかった

やってみる

…な…………お………み

なおみ

あ! なおみって言ってるの⁉︎

そうだよ!

なおみ

もっと書いてみて

た………す……け

なおみ

助けて欲しいんだね、わかってるよ見捨てたりしない。

なおみ…

なおみ

もっと教えて、今のこと

なおみ

助けられるかも!

1日後

なおみ

だいぶ書いたね!

うん!

あた…し……こ…れか……ら

ど……うし……た……ら

い……んだ………ろ…う

なおみ

わかってるよ 心配なんだよね

なおみ

私も調べるよ!

なおみは、見えない私を相手に生きていた時のように喋りかけてくれた

それなのに、返事をする事も出来ない私はただ見つめることしかできなかった

私は何も出来ない自分に苛立ちを感じた

なおみ

あ、今 怒ったでしょ?

え?

なおみ

何か勝手に動いたりするときは強い気持ちがこもったときなんだって

なおみ

そうだよね 何1つ自由に出来ない身体だもんね

………

なおみ

そうだ、お母さんに会いに

い……いん……だ

なおみ

どうして?

か……なし……む……みた……く…な…い

なおみ

そうか ………

1時間後

なおみ

あ、どうしよう

ん?

私は画面を覗き込んだ

なおみ

幽霊になってから1週間後に連鎖させないと身内の人が死ぬって書いてある!

どうしよう!

今日で1週間目だ

いち………し…ゆ…か………ん…め

なおみ

え?本当!?

なおみ

どうしよ?

なおみ

本当に誰かにうつさないといけないの?

15分後

なおみ

ねぇ 1つだけ連鎖させない方法があるらしい

なに?

なおみ

これみて……

そう、なのか……

30分後

なおみ

ねぇ あなたは他人を呪うことなんてできる?

で……き……ない……よ

なおみ

そうだよね

なおみ

ちなみに私、家族がいないの知ってる?

え?そうだったの?

なおみ

お父さんとお母さんは私が中学3年の時に死んじゃったんだよね

なおみ

私、ずっとお父さんとお母さんに逢いたいと思ってたの

なおみ

急な話だけど、言いたい事分かるよね?

だ……め…だ……よ

なおみ

家族のみんな 大切でしょ?

それ……で…も……だめ

なおみ

なんでよ!

なおみ

わかってよ

なおみ

こんなに家族に近づけたチャンスないんだよ!

だ……め

なおみ

この!わからずや!

な……お…み……は

か……ぞ……く

なおみ

なによ、……

なおみ

もう!

なおみ

死にたい! 死にたい!

なおみ

死にたいーー!

その瞬間 私たち2人を一瞬闇のような空気が覆いつくした。

すると私の身体から黒い煙が噴き出した

なおみ

やった……きた

やだよ!

どうして!

なおみ

さぁ早く!あたしに

うあああああああ!!!!!!!

れ、

ん、

私は最後の一語を言わないようにと

身体を捻じ曲げるようにして防いだ

なおみ

はやく いって!

そして……

さ、

なおみ

そう!

私はひねり出した

しない!

なおみ

え?

なおみ

次の瞬間 彼女は消えたのだった。

この作品はいかがでしたか?

940

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚