その後俺は、彼女のことをずっと思いながら
家に帰ってきた。
一体何があったのか。
一体何が起きたのか。
未だに分からず、ずっとモヤモヤしていた。
だけど、ある母から電話が来た
母
シヴァ
母
シヴァ
シヴァ
シヴァ
母
シヴァ
シヴァ
母
母
シヴァ
母
母
母
シヴァ
シヴァ
母
シヴァ
母
母
シヴァ
母
シヴァ
母
母
シヴァ
シヴァ
母
ツーッツーッ
彼女に病…?
いつも、ヘラヘラと笑っている彼女が…?
とてもそうには思えなく久々に驚いた。
俺のお母さんは、病院で働いている
その病院は学校から1番近いため、だからお母さんのいる
病院に運ばれたのか。
急なお願いの
『るなちゃんの隣で笑ってほしい』
でも、それ以上に引っかかった母の言葉がある。
『初めての男友達』
確かに出会ったときの朝に言っていた気がする
『初めてできた男友達』って。
明日、病院へ行ってみようかな。
母から言われて知ったのだが
彼女は1週間の入院らしい
きっと彼女にとってはこの1週間は長いだろう
病院ってつまらないし。
俺も一回行ったことあるけど
本当に小さい頃だったため、あまり記憶にない
ああ、なんか今日はいつも以上に騒がしいな。
朝から『るなって入院したらしいよ』『マジで?大丈夫かな』
なんて、思ってもないくせに言うなよ
あー女って怖いよな。
可愛くもないのに可愛いなんて嘘をついて。
男から好かれようとぶりっ子して。
どんだけ男好きだって言うの。
学校も終え、母の病院へ向かう
彼女は大丈夫なのかが心配だった。
彼女の病室も聞いて、3階へ上がってきた。
シヴァ
コンコン
と扉をノックする
すると中から、いつもの彼女の声がした。
シヴァ
るな
彼女は驚いていた。
まぁ、そりゃあそうだよな
連絡もなく来るんだもん。
るな
シヴァ
るな
るな
シヴァ
るな
シヴァ
るな
るな
るな
シヴァ
いや…一緒にいた時間はとても短い
だけど、なぜかわかる
彼女は嘘をついているって。
そんなに深く聞くのは良くない
彼女を悲しませてしまうような気がしたから。
るな
シヴァ
シヴァ
シヴァ
るな
なぜか、彼女は少し食い気味で反応してきた
この言葉はダメだったかな…と少し後悔が残った。
るな
るな
シヴァ
るな
シヴァ
るな
シヴァ
るな
シヴァ
るな
シヴァ
るな
るな
るな
シヴァ
シヴァ
るな
シヴァ
るな
この2人しかいない病室で彼女に笑い声だけが響いていた。
あー
彼女が元気そうでよかった
いつもに笑顔が見れたし。
あ、カメラ持ってるんなら撮っておけばよかった
まぁ、今日ぐらいはいいか。
今日一日、彼女のカメラマンサボりかな。