後輩先輩。

推しがよく使う絵文字とか 顔文字ってオタクにも移るよね

私は 🫶🏻と(⑉• •⑉)❤︎が推しから移りました

文章の口調もみんな 段々推しに似ていくの可愛いよね

そんなことより 短編のリクエストください

しっかりエプロンを着て 料理をするるぅとくんの画は なかなか様になっていた

卵を溶く作業なんて 一瞬で終わるから すぐ暇になってしまった

｢好きな人フィルター｣でも かかっているのか ただ料理をしているだけでも すごく愛おしく感じて 衝動を止められなかった

｢本当は、家族にも 甘えたかったんでしょ｣

｢本当は、学校あのキャラでいるのは 不安なとこ見せたくないからでしょ｣

言いたいことは沢山あるけど やめておこう

ころちゃん自信から 言うとは思わなかったから 黙ってしまって 沈黙が続いた

こんなにしっかり ご飯を食べさせてもらった 試しがないから 完食する前に 満腹になってしまった

｢お母さんの分もお父さんの分も僕が愛する｣

｢本物のころちゃんが好き｣

本当の僕を認めて 愛してくれた人なんて 今まで誰も居なかった

そもそも ｢本当の僕｣の姿を 見せる相手が居なかった

例え1番仲の良い さとみ先輩と一緒にいる時ですら ｢偽った僕｣だった

さとみ先輩やクラスメイトたちを 信頼していない訳では無い

けどるぅとくんは それ以上に特別な人、 なんだと思う

他の人じゃダメ るぅとくんじゃなきゃ埋まらない

心では分かっているし 伝えないのはかっこ悪いけど 僕は気持ちを伝えるのが下手だから

どう伝えればいいのか 分からない

僕はスマホをポケットから取り出した

はじめましてな この気持ちを どうしたら君に伝えられるか 別の誰かじゃ埋まらない だって君が僕に 魔法をかけた

僕らは朝食の後 ころちゃんの前の家に戻って 荷物を取りに来た

この家には誰も居ない

ころちゃんを傷つける人も 僕を殴る人も 誰も居ない

分かってはいるけれど 足が竦む(すくむ)

この家での嫌な思い出は ころちゃんの方が沢山あるはずで 僕が弱気になっている場合では無い

あぁ、この場所だ

僕が殴られた場所。

居ないはずのあの人の影が見える

聞こえないはずの怒鳴り声が聞こえる

僕、また殴られる_?

服に教材にゲーム機にパソコン ころちゃんの好きな本

色々回収して家に戻ってきた

が、どうしても気になることが ひとつあった

やっぱり ころちゃんはころちゃんでした