テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
医者
医者
病院のベッドの上に寝かされ
告げられたものは耳に聞き慣れないものだった
tt
医者
医者
医者
液状病
身体が水のようになる病気
物も掴めず
まわりの気温にも左右される
少しの不注意で
命を落とす病気だ
tt
tt
tt
医者
医者
医者
tt
医者
医者
心当たりなんか無かった
いつだってアイツと一緒で
幸せだった…
tt
医者
あの医者の苦い顔は
今でも良く覚えている
ガラララッ!!
jp
tt
アイツが来た
泥だらけで…
今日は水溜りにでも転んだのか…
看護師
tt
看護師
jp
カララ…カラ…
パタン…
jp
tt
tt
jp
tt
本当の事は話したくなかった
俺の口から、いいたくなかった
少しでも他の事で誤魔化そうとしたけど
アイツは許してくれなかった
jp
tt
jp
jp
ギシッ…
俺のベッドの上に座った
ビニールに覆われたベッドは
なんともいえない気持ち悪さがある
jp
ジャケットは泥だらけ
髪も落ち葉にまみれた
マヌケな不運なアイツ
tt
tt
そんなアイツに
真実を言っていなくなるなんて
あまりに辛い
だから
嘘をついた
jp
jp
tt
嘘
tt
嘘
jp
tt
幸せだった
嘘をついて喜ぶアイツの顔が
tt
幸せだった
続く…
コメント
8件
いつかはバレてしまう嘘だとしても…じゃっぴに伝えたくなかったんだね けどね…たっつん 教えてもらえなかった, 知らなかった悲しみや悔しさ,寂しさもあるって事も分かってね…?