俺と横原先輩
第9話
影山拓也
飛部高校 2年生 サッカー部の学年リーダーでもあり 生徒会長でもある 横原先輩のことが好き
横原悠毅
飛部高校 3年生 元野球部 理由あって、 影山くんへの想いは隠したまま
基俊介
飛部高校 3年生 元生徒会長
椿泰我
飛部高校 2年生 ダンス部 兼 写真同好会 影山の親友
鈴木大河
飛部高校 1年生 サッカー部 生徒会にも所属している
佐藤新
飛部高校 1年生 部活不詳 鈴木の友達
松井奏
飛部高校 1年生 野球部マネージャー
女子生徒
基俊介
女子生徒
基俊介
女子生徒
横原悠毅
女子生徒
横原悠毅
女子生徒
基俊介
女子生徒
文化祭が 明日に迫っている
横原悠毅
基俊介
基俊介
男子生徒
基俊介
男子生徒
今年はメイド喫茶をやることになった
昨日は、女子の撮影会とやらが始まって準備が全く進まなかった
横原悠毅
基俊介
基俊介
横原悠毅
基俊介
横原悠毅
基俊介
基俊介
基俊介
横原悠毅
女子生徒
女子生徒
女子生徒
女子生徒
女子たちからのお願いは メイド服を着てほしい というものだった
基俊介
基俊介
女子生徒
女子生徒
女子生徒
基俊介
基俊介
横原悠毅
強制的に着せられたけど どう考えても痛すぎる
横原悠毅
基俊介
基俊介
横原悠毅
横原悠毅
基俊介
基俊介
横原悠毅
横原悠毅
女子生徒
基俊介
横原悠毅
基俊介
横原悠毅
そう言って、強引に女子たちの前に 引っ張り出された
女子生徒
女子生徒
女子生徒
横原悠毅
横原悠毅
女子生徒
女子生徒
女子生徒
基俊介
女子生徒
女子生徒
基俊介
もう基が怖い
女子生徒
女子生徒
まじ勘弁
早く終われ
そう思っていると
影山拓也
横原悠毅
なんでここに?!
女子生徒
女子生徒
影山拓也
影山拓也
終わった
基俊介
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
基俊介
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
やっぱりってなんだよ
基俊介
横原悠毅
影山くんにこんな姿見られてることが 死ぬほど恥ずかしい
女子生徒
横原悠毅
影山拓也
女子生徒
女子生徒
女子生徒
女子生徒
影山拓也
女子生徒
この女子たちガツガツ行くな
影山拓也
女子生徒
影山拓也
影山拓也
女子生徒
女子生徒
横原悠毅
横原悠毅
女子生徒
女子生徒
影山拓也
こういう時の影山くんって 嫌な顔ひとつせず 大人な対応するんだよな
いつもはバカなのに
横原悠毅
でも、なんか今日は 顔色が悪い気がする
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
基俊介
横原悠毅
俺の勘違いか
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
今、自分がメイド姿なの 完全に忘れてた
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
基俊介
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
基俊介
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
そう言って 影山くんは教室から出ていった
基俊介
基俊介
横原悠毅
横原悠毅
基俊介
横原悠毅
基俊介
基俊介
横原悠毅
なんとか教室の飾り付けも終わり、 文化祭当日を迎えることができた
メイド喫茶は意外と好評で 少し列ができていた
その並んでいる人たちの目当ては
基俊介
基俊介
メイド服を着たコイツだ
可愛いって噂になってるらしいけど、 俺にはその感覚が分からない
基俊介
横原悠毅
基俊介
横原悠毅
基俊介
横原悠毅
横原悠毅
基俊介
基俊介
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
基俊介
横原悠毅
基俊介
基俊介
横原悠毅
女子生徒
基俊介
横原悠毅
男子生徒
男子生徒
3年の廊下では いかにも受験生らしい会話が 繰り広げられていた
ずっと単語帳読んでるやつとか
深夜まで勉強しすぎて寝てるやつとか
高校生活最後の行事中だっていうのに よくやるよな
さすが自称進学校
最後の文化祭くらい 楽しめばいいのに
横原悠毅
最後
そう、最後だ
高校生活としても
影山くんとの思い出としても
最後
待ち合わせ場所に行くと そこにはいつもと少し雰囲気の違う 影山くんがいた
横原悠毅
女子生徒
影山拓也
声をかけようとするも 女子に阻まれてしまった
女子生徒
影山拓也
女子生徒
影山拓也
影山拓也
女子生徒
盗み聞きは良くないけど、完全に 話しかけるタイミングを見失った
女子生徒
女子生徒
影山拓也
女子生徒
女子生徒
女子生徒
影山拓也
横原悠毅
やだ
それだけは、絶対に嫌だった
影山拓也
女子生徒
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
女子生徒
絶対この子 影山くんのこと好きだよな
悪いことをしたとは思うけど 今日は2人でいさせてほしいんだ
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
知らないふりをしてしまった
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
そう言って2人で歩き出す
影山拓也
ん?
なんか
さっきから 何か気付いてほしそうなオーラを 感じる
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
気付いてもらえたのが嬉しかったのか 影山くんはすっごくニヤニヤしていた
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
確かに、いつもストレートなのに 今日はしっかりとセットされていた
少し目にかかっている前髪が 俺の鼓動を早くさせる
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
なにこの会話
カップルみたいじゃん
俺は話題を変えようと 教室の出店の方に目を向ける
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
やっぱり影山くんはバカだ
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
影山拓也
え?
影山拓也
ほんとに良くない
影山拓也
影山拓也
影山拓也
なんなんだよ
冗談って言ったり、 嘘じゃないって言ったり
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
影山くんは そそくさと教室に入っていった
佐藤新
鈴木大河
影山拓也
その教室には新と大河と奏、 そして
椿泰我
バッキーもいた
エプロン姿のバッキーは いかにも居酒屋の店員にいそうで 見てて暑苦しい
横原悠毅
椿泰我
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
佐藤新
松井奏
横原悠毅
佐藤新
影山拓也
椿泰我
影山拓也
影山拓也
鈴木大河
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
佐藤新
影山拓也
松井奏
鈴木大河
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
松井奏
鈴木大河
佐藤新
俺たちはそれぞれ 好きな味のドーナツを頼んだ
影山拓也
松井奏
影山拓也
横原悠毅
椿泰我
横原悠毅
影山拓也
佐藤新
影山拓也
横原悠毅
佐藤新
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
俺は ビックリするものが大嫌いだ
なんでそんな心臓に負担を かけることをやりたがる
佐藤新
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
佐藤新
鈴木大河
松井奏
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
絶対に行かない
そう思っているのに、 気持ちが揺らいでいく
俺は、影山くんの 真っ直ぐ見つめてくる瞳に 弱いのかもしれない
横原悠毅
横原悠毅
そう答えてしまった
佐藤新
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
そりゃびっくりするよな
いつもの俺は嫌なものは嫌と 断固として意思を曲げないやつだ
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
松井奏
影山拓也
松井奏
鈴木大河
佐藤新
鈴木大河
横原悠毅
鈴木大河
この時点で、もうみんな ドーナツを一通り食べ終えていた
松井奏
椿泰我
影山拓也
佐藤新
松井奏
佐藤新
横原悠毅
佐藤新
松井奏
佐藤新
松井奏
鈴木大河
鈴木大河
佐藤新
鈴木大河
横原悠毅
横原悠毅
佐藤新
佐藤新
鈴木大河
松井奏
佐藤新
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
鈴木大河
横原悠毅
影山拓也
鈴木大河
横原悠毅
横原悠毅
佐藤新
横原悠毅
佐藤新
横原悠毅
佐藤新
松井奏
横原悠毅
佐藤新
鈴木大河
佐藤新
影山拓也
松井奏
椿泰我
教室を出て、また2人になった
影山拓也
横原悠毅
内心、余裕だろと思っていた
この時は
ドン!
横原悠毅
影山拓也
数分前の自分を殴りたい
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
教室の窓は全て 黒いカーテンで覆われていて 視界からの情報が遮断されている
騙された
普通に怖すぎる
影山拓也
影山拓也
影山拓也
このお化け屋敷では鍵を探さないと 出れないらしい
俺はへっぴり腰になりながら 鍵を探していく
横原悠毅
道中にいくつか箱が落ちていて その中のどれかに 入っているらしいけど…
横原悠毅
影山拓也
ひとつの箱を開けると 人形が飛び出てきた
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
飛び出してきた人形に 何かが巻き付けられていた
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
すると 後ろに気配を感じた
振り返ると
わっ!!
横原悠毅
影山拓也
お化けに扮した人が 脅かしてきた
俺は驚きすぎて 影山くんの腕を掴んでしまった
え?
影山くんの腕 すごく熱い
影山拓也
横原悠毅
俺はすぐに手を離した
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
手の甲を影山くんのおでこに当てる
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
昨日、顔色が悪いって思ったのも 間違ってなかったのかもな
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
影山拓也
そうやって いつでも笑って
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
影山くんの頑張りたいっていう 気持ちもよく分かる
だから、俺は これ以上言うことは出来なかった
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
俺は影山くんの腕を掴んで 生徒会室へと向かった
横原悠毅
影山拓也
影山くんは 椅子を並べて作った簡易的なベッドで 横になっていた
寝心地は悪そうだけど 床で寝させる訳にもいかないし 仕方ない
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
そう言って眠りにつくのに 1分もかからなかったと思う
横原悠毅
俺はぼーっと 外の景色を眺める
生徒たちの声が響き、 遠くからはバンドの音も聞こえてくる
影山くんはああ言ったけど 騒がしい外に出ていく気もしなかった
影山拓也
やば
俺、結構寝てた?
不安になって、時計を見る
ぼんやりとしか見えないけど、 そこまで時間は経っていないようだった
重い身体を起こす
すると
そこには大好きな背中があった
また窓の外を眺めてる
横原先輩は赤いイヤホンをつけていた
その赤いイヤホンは 色白な肌に鮮やかに映えている
赤いイヤホンって
どっかで…
横原悠毅
横原悠毅
横原先輩は 俺が起きたことに気付いて 近くまで来てくれた
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
俺の上にブレザーがかけてあった
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
俺のこと心配して ずっといてくれたのかな
うれしい
やばい
伝えちゃ、ダメなのに
影山拓也
横原悠毅
思わず気持ちが溢れそうになる
頭がぼーっとする
影山拓也
影山拓也
次の言葉が出かかったところで
横原先輩が 俺の腕を掴んできた
急な力強さに俺は驚いて、 次に発しようとしていた言葉が どこかに飛んでいった
今、なに考えてた?
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
何を言いたいのか、分からない
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原先輩はずっとうつむいて 俺のことは見てくれなかった
そして、横原先輩は 教室から出ていってしまった
影山拓也
この時の俺は 体調のせいで頭がぼーっとして 横原先輩が放った言葉の意味は 分からなかった
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