翔洋
少女
僕は少女の隣に座った
一瞬だけど、確かに花のような優しい香りがした
ページが1枚1枚めくられてゆく、 陽の光を浴びた紙は質素だが美しかった
カサカサと音を立て本の香りがする、 だんだんと心と体が落ち着いてきた
ほんの数分だっただろうが 何時間も経った気がする
翔洋
少女
少女
少女はこちらを見て言った 目が合った瞬間心臓が一瞬止まったような気がした、目線を逸らしたいのに動けない。
少女
翔洋
翔洋
少女
蒼井結衣、その名前を口にした彼女の声が耳に心地よく響く、 妹と同じ名前なのにこんなにも違って聞こえるなんて。
翔洋
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