テラーノベル
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# 苺菜 .
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放課後の教室は、昼間のざわめきが嘘みたいに静かだった。 窓から差し込む夕方の光が、机の角をオレンジ色に染めている。 私は窓際の席でノートを広げたまま、シャーペンを止めていた。 視線の先には、少し離れた席で居残りのプリントに向かう、クラスメイトの錯綜。
特別に仲がいい、そう自信を持っては言えないが、先ず仲のいい方だと思う。 でも、席が近くて、同じ委員会で、共通の友達がいて、たまに遊びに行く。 多分君と私はそれだけの関係。
sk
君が顔を上げて、少し気まずそうに声をかける。 私は一瞬驚いて、小さくうなずいた。
iz
sk
それきり、また沈黙。 シャーペンの音と、遠くの部活の掛け声だけが教室に流れる。
私はノートを閉じると、帰る準備をしながらふとさくぞーを見る。 真剣な横顔。紙袋、どんな仕組みなんだろう、なんて、どうでもいいことを考える。
sk
そう言われたけど、私は立ち上がらない。
iz
少しだけ目を見開いて、さくぞーは照れたように笑う。 紙袋の下から覗かせられた顔は、少し紅く染まっていて。
sk
iz
でも、嫌じゃなさそうだった。
やがてプリントが終わり、二人で並んで教室を出る。 廊下に伸びる影が、いつの間にか重なっていた。 言葉は少ない。 でも、その沈黙が心地よくて、どちらも何も言わなかった。
それだけの放課後。 それだけなのに、なぜか忘れられない一日になった。
コメント
2件
ありがとうございます ‼️‼️‼️‼️