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今日は3人でお買い物
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・・・
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もうホットケーキのことしか頭になくて 信号が青になった瞬間 ダッシュで横断歩道を渡ろうとする
曲がってる来る車がいるとも気付かずに。
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ドンッ
誰かに押されて、俺は向かいの歩道に転がった そして後ろから何かがぶつかる音がした
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若井の絶叫で我に返る 後ろを振り返ると、 誰かを腕に抱いて泣いている若井が。 その腕に抱かれていたのは。
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頭から大量に血を流しぐったりとしている。 その目は閉じられ、浅く息をしている。
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doctor
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doctor
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doctor
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ギュッ
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なんて馬鹿な事をしたんだ、僕は。
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りょうちゃんはそう言っていた。 ちゃんと言うこと聞いていれば。 せめて僕が轢かれていたら。
どうして罪のない人を 傷つけてしまったんだろう。
doctor
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doctor
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手術室のランプがつく
怖い。
俺のせいで、 大切な人の命が失われたとしたら…
何で償えばいいんだろう。
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H
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流石、考えてること分かっちゃうんだ 若井は泣くのを我慢してるんだろうか… でもずっと俺の手を握ってくれている
2時間程経った時、 手術室のランプが消えた。
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先生が出てきた
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doctor
ドクン
doctor
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僕は人目も憚らず号泣し、 若井は安心のあまり腰を抜かす始末。
でも、ほんとに良かった。 僕のせいで、大切な人を失わずに済んで。
次の日
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nurse
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ベッドには壮絶な姿があった 頭には包帯が巻かれ、 人工呼吸器と点滴が痛々しい。
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2人でりょうちゃんの手を握る ほんのり温かいその手に、 改めて命の大切さを思い知らされる こんな人を、失うところだったのか… 今更ながら恐ろしい。
ふと、手が握り返された
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若井も、これまでの堪えてきた涙を 全部流しているようだ。
2人とも涙が止まらない
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