キーンコーンカーンコーン
昼休み
僕は至に連れられて普段は誰も行かない 屋上へ繋がる階段に行く。
至
ほら、弁当!母さんに真葵の分も作ってもらったんだ!
真葵
ありがとう、、、、
真葵
ねぇ、至。僕をかまってていいの?
真葵
至には至の正しい道を行って欲しい。
真葵
僕と居ても、楽しくないし気分が沈むだけだ、、、、
至
真葵
至
俺はそんなこと思わないよ。
真葵
でも
至
言っただろ?
至
真葵が好きなんだ。
至
真葵と一緒に居られるだけで幸せなんだ
至
俺は真葵にも幸せになって欲しい。
至
もう嫌な思いをしないで欲しい。
真葵
でもっ、、
チュ
真葵
、、、、
至
真葵、「でも」なんて言わないで。
至
今はまだ無理かもだけど、俺は真葵の幸せのためならなんだってするよ。
至
絶対に真葵を死なせない。
至
絶対に真葵を離さないよ。
至は僕を抱き寄せた。
膝に乗せていた開いた至の弁当が落ちる
至は弁当に気もくれず、 僕を抱きしめ続ける。
至の熱が、力が伝わる。
真葵
僕、ほんとうは、、生きたいよ
至
うん。
真葵
至。生きてても、、
真葵
いいのかな、、、、
至
うん。うん。いいんだよ。
声が震える
至はそんな僕を不安にさせないように
力強い声で何度も返事をした。
至
真葵、大丈夫。
至
大好きだよ。。。