カナコ
む?やっとかかってきたみたいだ。
カナコ
時刻は01:00を回ったところ。もう随分遅いことに呆れと心配を感じる。
カナコ
まぁ、そうだわな。 半ば分かってはいた返答だ。
ソウタ
いきなり足に引っ付くとは、なかなか根性のあるやつだ。
カナコ
そんな事を気にするあたり本当に可愛らしい奴である。こっちは24時間体制で待っていると言うのに...。いや、流石に無理か、17時間体制位かもしれない。
カナコ
そういえばそんな事をいっていた。
カナコ
何のんきに電話をしているのだろうかと言いたい。随分肝が座っているようだ。
カナコ
相変わらず変に機転がきくようである。 間違っては、いないが相手が気の毒だ。
カナコ
とりあえず全国のランナーに不審者扱いを謝ってこいと言いたい。
カナコ
ん?声が大きくなったか?
カナコ
何の話ですかね?
カナコ
小声なのに聞き取りやすい... もはや才能の域だ。
カナコ
ドラマの見すぎではないのか? しかし、演技はうまいので黙っておこう。
カナコ
追い払われたか。気の毒に。
カナコ
ソウタ
ソウタ
ソウタ
くそ兄貴をまた呼ぶために俺は、カナコとかかれた表札を越えて盗聴機をしまった。
翌朝 ミキの電話にでる友人はいなかった。
サガ
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