神々の諸事情…

どうぞ…

ここは神々の住む世界

様々な神が共存し、人間界を護るために作られたという…

俺の名前はらっだぁ

この神の世界で、種族がそれぞれ異なるんだけど ≪青ノ鬼神≫って呼ばれてる理由は 俺が

”鬼の種族”だからだ

昔、鬼はたびたび人間界に降りて人を喰らったという

でも、俺には疑問に思うことがあった

そもそも神っていうのは、人の子に「学」、「富」 を与える存在なのに

なぜ人の子らを喰わねばいけないのだろう、

なぜ、俺が怖がられなくちゃいけないんだろう、

夜です(圧)

夜です((圧))

''無ければ良かったのに''

ﾄﾞﾎﾞﾝｯ

あぁ、沈んでる…

息ができなくて、苦しいはずなのに、

なんで…、なんで、こんなに嬉しいんだろう

そっか、俺は

ずっと前から

''死にたかったんだ''

あぁ、やっと

やっと解放されるんだ

…ぁ

…だぁ！

らっだぁｯｯ！！！！

…誰かが、呼んでる

懐かしい、安心する声…

起きてｯ！起きてってばｯ！

…お願いだから…ｯ ｸﾞｽｯ もうらっだぁといれなくなるのｯ、やだよぉ…

らっだぁ…ｯ

…行かなきゃ、この子の元へ。

あとちょっとで思い出せそうなんだよな、

思い出した…！

他の神から避けられてたこと

もうずっと一人で抱え込んでたこと

昔のようにはいかなくなったこと

何もかもが昔と違っていた

そっか、ぺいんとは今違う地域に住んでるから知らないのか

知られたくないｯ、知られないようにしなくちゃ…

…あそこに、帰りたくないな

また、殴られたりするんだろうな