母
優斗。琴音。おいで。
優斗
はい。
琴音
分かりました。お母様。
その時俺らは貧しい生活をしていた。
だがこれで人生が変わった。
母
あのね。真剣に聞いて欲しいの。
琴音
はい。なんでしょう?
優斗
なんでございましょうか。
母
もし、貴方達にお父さんがいたらどうだった?
優斗
どうでしょうか。
今よりもっと嫌な生活だと。
今よりもっと嫌な生活だと。
琴音
私は、いい人生を送れたと思います。
母
そう、色んな意見があるのね。
母
聞いて欲しい。
優斗
はい。
琴音
はい。
母
貴方達が生まれる前に、お父さんがいたのよ。
優斗
!?
琴音
!?
そう、俺らは知らなかっただけだ。
母
まぁ、帰りに話すわ。とりあえず学校に行って来なさい。
琴音
分かりました…
優斗
はい、かしこまりました。
優斗
琴音。
琴音
なに。
優斗
朝のことは本当なのか?
琴音
知らないわよ。私に聞かないで。
優斗
そうか。
琴音
今日は、剛くんと遊ばないの?
優斗
はい。琴音こそ、真奈さんと遊ばないのか??
琴音
ええ。
2人は、
話が気になっていた。
何故だろうか。
母
あら、おかえり。今日は早いわね。
優斗
はい、今日は授業が短めだったので。
琴音
はい。お母様、お話を。
母
えぇ、今すぐ話すわ。
ある12年前、お父さんは、事故死したの。
優斗
…
琴音
、!?
母
い、いや!や、やめて!
父
誰がやめるか!!
ドンッ!ドンッ!ばコバコっ!
母
かはっ。
父
汚ぇ。お前は契約した。俺のゴミ役。
母
1年と言ったはずよ!なのに、なのに、5年もするの!?
父
っるせぇ!!!
母
…
父
…酒を飲みに行ってくる。待っとけ。
お母様は、お父様のサウンドバックだった。
数分後
母
まだ帰ってこない。何故かしら。
ふと、お母様が携帯を見ると。
母
、、、!!
母
やっと、苦しみから、解放され、たの??
優斗
はぁ。お薬飲まないと…
俺は
自分が嫌になった。
琴音
入ります。
優斗
なんだ。
琴音
あのさ、
お父様は、なぜお母様をサウンドバックにしたのだろうか。
琴音
お母様、腕に傷が、
優斗
!?
ドンッ!!!!!!!
チラッ (リビングを見る)
母
かはっ!
雄也
…
琴音
オラァ!
雄也
ぐはっ!
バタっっ!!
優斗
!!
俺は知らなかった。
お姉様が、、
伝説ヤンキーだったなんて。
琴音
なにお母様に手ぇ出してんだ!?
雄也
…
琴音
なぁ?喋れよ。
雄也
…
琴音が、雄也の髪を引っ張る
琴音
…黙ってる。
ずりずり
優斗
…
琴音
優斗、死体処理お願い。
優斗
…うん。
ずりずり
ドサ!
優斗
…
優斗
雄也…か。
優斗
××事務所の奴か。
優斗
早く死んだ方が、身のためだ。雄也…さん。
優斗
スヤァ。
琴音
…寝てる。
パチッ!
優斗
あ、姉ちゃん
琴音
来い。
優斗
わぁーーーーーーーーー…!!
何かを思い出した。