薄桜鬼次伝

これは、

薄桜鬼の登場人物たちの子孫の話

なぜこうなったのかを知るには高校入学当時まで遡らなければならない。

主人公の名前は"風間千尋"

昨日から高校生

都市部にある"薄桜学園"に入学した

千尋の名前を呼んだのは、中学の時からの親友の"鈴鹿千秋"

2人が和気あいあいとしている中、2人を見つめる男の影が…

ピクｯ

千秋が視線に気づき、視線に視線を向ける

千尋は不思議に思い尋ねる。

そして夜

いつものようにジョギングをしていると

街灯の灯りが消えた

千尋はスマホのライトをつける

そして目の前を照らすと

怪しげな人影が…

『イヒヒｯ』

その影は不敵な笑みを浮かべながら

走り迫ってくる

タッタッタッ

千尋は怖くなりその場から逃げ出す

時々後ろを振り返るが、ずっと追ってきている。

千尋は無我夢中で逃げ続け

いつの間にか薄桜学園の裏にある

旧校舎の前へと来ていた

『血…血…』

追いかけて来た者の見た目は

白髪で目が赤く、我を忘れ血を求める化け物のような見た目をしていた

千尋は震えながら、旧校舎へと逃げ込む。

玄関を入り、靴箱の裏に腰を抜かし隠れる

後ろから声をかけられ悲鳴を上げてしまった

千尋に声をかけて来たのは忍者の装いをした男性だった

千尋が喋りかけた途端後ろから斬撃の音が聞こえた。

忍者のような装いをした男性は"山崎"と呼ばれた

"山崎努"

千尋は地面を見ると先程の化け物が血を流し倒れて居た

千尋は夥しい量の血に吐き気を催した。

その様子を見て沖田と呼ばれた男は千尋を睨んで居る

"沖田"と呼ばれていた男の名は"沖田総"

あとから来た"肇くん"と呼ばれた男

"斎藤肇(はじめ)"

(沖田と斎藤は"Wはじめ"と呼ばれている)

千尋はその場で怯えることしか出来なかった

Wはじめの後ろから来た男性が千尋に刀を向ける

千尋と刀を向けている男性は暫くの間、見つめ合っていた

男性は違和感を覚え、刀を引いた。

先程まで刀を向けていた男

"土方影歳"

土方はため息を吐く

(ギロッ)

土方が山崎を睨む

沖田は、気絶した千尋を背負う

土方は黙り込み、先程の違和感を思い出していた

土方は視線だけを少し千尋に向けた